阿部寛の羽生だけ良かった。深町はそういう人間じゃない。役作りするときに原作読んだのか? 岸の滑落場面の合成感がすごすぎて萎える。登山の描写もめちゃくちゃ。フィルム捨てるなよ。
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神々の山嶺
フランスで制作されたアニメ版。
画面は綺麗だし丁寧だし美しくて良かったのだが、肝心のシナリオが無惨。原作のいいところをほとんど切り捨ててしまって、ただ羽生が山に登るだけの映画になってしまった。あの原作を90分に詰め込むのは絶対に無理なのだが、それにしても端折りすぎて、何を伝えたいのか分からなかった。
これなら原作、もしくは谷口ジローの漫画版を読んだ方がいいと断言できる。原作ファン向けのショートアニメといった位置づけにしか感じることができなかった。ただし原作ファンほど不満が残ると思う。もったいないな。
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
最期を見届けに行ってきました。25年の歳月をかけて、ついに本当に終わったのだなぁと。
アクションシーンなんて、息をするのを忘れるくらいの格好良さ。全てが天才的です。
映画単体としての出来ももちろんのこと、作品全体を振り返って、これ以上の邦画が果たして今後生まれるのでしょうか。多分無理なんじゃないかなと思うほどの完成度でした。邦画としてではなく、コンテンツという面でも。
本当に色々な思いがありますが、胸にしまっておくとして、若干ネタバレ風味の感想を記しておこうと思います。作品そのもののネタバレはありませんが、神経質な方はご注意ください。
続きを読むワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
見よう見ようと思いつつ、4時間近い長尺に二の足を踏み、見ていなかったのですが、強くおすすめされたので見ました。結論から言うと、面白かったです。体感でまだ2時間半くらいかなと思った辺りで終わり。
構成がつい先月見た「アイリッシュマン」にそっくりで、なるほどこの映画の影響は絶対にあるなと。「アイリッシュマン」もそうですが、これも最低2回は見ないとダメですね。
モリコーネの音楽……素晴らしかったです。ああ、この人は天才だなとスッと納得できました。
そしてケーキのシーン、最高でしたね。何から何まで上手すぎる。映画っていいなぁと思ってやまないシーンでした。
続きを読むおめぇに見せる映画はねぇ!
そういえば書き忘れていました。ドラえもんを見に行った時の話。
私は中段のエグゼクティブシートで見ていたのですが、クライマックスのいいところで、最前列からまばゆい光が。
でましたよ。スマホで何か確認する輩。
あれ、本当に眩しいんですよ。会場中の視線が集まったはずです。
おめぇに映画を見る資格はねぇ! 取り締まって出禁にしてほしいですね。
「ドラえもん のび太の新恐竜」
コロナで公開が半年ほどのびのびt……延びましたね。
前々から言っているとおり、映画等は極力事前知識を入れないで見に行くので、のび太の恐竜、のび太の恐竜2006ときて、三度目の映画化なのかと思っていたら、エッセンスは残しつつの新作なんですね。
ネタバレが嫌な人はここまでで。
続きを読むゼロ・グラビティ
宇宙というこれ以上ない広い空間を舞台にした映画なのに、まぁ狭いのなんの。という逆転が良い。
最初から最後まで緊張しっぱなしで、とにかく胃に悪い。僅差でリードしているベイスターズの試合を見ているような気分。(こんな気持ちで試合を見ているのです)
劇中の誤ったシークエンスに対する正しい知識のガチの解説も面白かったです。
映画ゼロ・グラビティについて | 宇宙技術開発株式会社
https://www.sed.co.jp/tokusyu/gravity.html
面白かったんだけど、原題が「Glavity」なのを邦題で「ゼロ・グラビティ」にしちゃダメ。これやった担当者はアウティですよ。意味が真逆になるばかりか、ラストの意味がまるでなくなってしまう。どういうテーマなんだろう、単に宇宙を見せたいだけのはずないよねと思って観ていたんですが、ラストのあれがやりたかったわけですよね。だったら変更しちゃダメでしょう。
グラビティじゃインパクトないし、映画の内容が伝わらないから商業的に厳しいという判断なんだろうとは思いますけど、映画の意味を変えるのは愚策としか思えない。よくオーケー出たよなぁと。
どうせそんな違い誰も気にしないし、最後の意味だって気づく人ほとんどいないだろみたいな、消費者をバカにした商業主義が見え隠れするような気がします。
こういうことが多すぎて、メジャーシーンには絶望しているのです。芸術性、作家性よりお金が一番大事だから仕方ない!
ジョーカー→バットマン ビギンズ→ダークナイト→ダークナイト ライジング→キング・オブ・コメディ
11月に「ジョーカー」を見て、役者のレヴェルの高さにズギュンとやられたんですね。
なんと言ってもホアキン・フェニックスの演技に尽きる……と思いきや、なんだこりゃと度肝を抜かれたのが、ロバート・デ・ニーロ。 続きを読む
映画「ミスト」
「後味の悪い映画」の話が出た時に必ず名前が挙がる「ミスト」。どんなもんだろうと思いつつ見ていなかったのですが、ようやく見ました。
見た人が全員鬱になるという前評判通りすぎて、これはちょっと二度目は見たくないというか、数時間立ち直れなかった。間違っても落ち込んでる時になんて見ちゃダメ。ゼッタイ。
途中はいいです。パニック映画としてよく出来ています。面白かったです。化け物もおぞましいけど、結局人が一番怖いだろという普遍的なテーマを扱っているし、極限状態に置かれた群集心理を見事に描いていたと思います。
逆に、もう結末を知っているだけに、二度目を見ても平気なのかもしれないけども、それでもやっぱり積極的に見ようとはどうしても思えない。見なけりゃよかったとすら思ったくらい。
グロい場面もいくつかありますが、根本はパニックサスペンスですので、ホラーが苦手な人でもまぁ大丈夫でしょう。グロシーンは重要ではないので、目をつぶっておけばよいです。エンディングの後味の悪さについて覚悟のある人はご覧あれ……。
あ、ネタバレ部分の最後の文章を先に記載しておきます。
後味は最高に悪いですし、二度と見たくない映画ですが、脚本は練ってあり、面白い映画だったと思います。なので評価が難しい。超面白い! 絶対おすすめ! とは思わないですが、「二度と見たくないけどつまらないわけじゃない」。そんなバカな評価があるかという。あるんだなこれが。フランク・ダラボンマジックかな。
さて、ネタバレになるのでこの先はご注意を。
センター・オブ・ジ・アース
某デズニーのアレを元にした映画。ブレンダン・フレイザー久しぶりに見たぞ。