大阪王将の件がとても分かりやすいと思うのだけれど、日本では正義が執行されない。
強いものが優遇され、弱いものはどこまでも虐げられる。
国自体が隠蔽体質となり、悪を追求し白日の下に晒すような強い正義感を持った牽引者がいない状態が長く続きすぎてしまった結果、この国が今のような状況になってしまっているのではと以前からずっと思ってはいる。
だから、適切に正義が執行されないのであれば、自ら正義を執行するのだと思う人が出てきてしまうのはある種自然なことで、その規模が大きければ革命と呼ばれるのであって、人類が何度も繰り返してきていること。
民主主義や平等という名目で、権力に反抗することは許されないことだと教え込まれ、何が何でも権力を信頼するような人は、権力者に都合のいいように飼い慣らされているだけなのではないか。
違法残業、労働基準法違反、人を人と思わないブラック企業の問題がいくら叫ばれても全くなくならないのはまさに同様の理由だろう。
だからといって人を殺めるようなことはあってはならないけども、自分が虐げられていると思うのなら、権力に対しては戦うべきであると私は思っている。無論、適切な方法で。
権力者の側も、ではどうして問題が起こったのかについて真正面から向き合い、理解し、自浄し、徹底して改めなければならないはずなのに、有耶無耶にしておけば時間が解決してくれ、何事も無かったかのように元に戻るので、完全に国民、労働者は舐められている。
大阪王将の件だって、このまま何もなかったように終わるのであれば、企業も保健所も、告発者だけでなく、消費者のことも完全に舐めているということになるだろう。
正義が執行されない国
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