月別アーカイブ: 2023年1月

伝統と文化

 歴史とともに培われてきた伝統を「ぶっ壊していい」などと公言する人間は信用できない。その人にその世界を語る資格は無い。「共存すればいい」なら別だが。
 それを正論だなんだのという意見が多数にな(っているかのように報じられ)ている。世間の価値観は大丈夫なんだろうかと心配になる。

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エヴェレスト 神々の山嶺

 阿部寛の羽生だけ良かった。深町はそういう人間じゃない。役作りするときに原作読んだのか? 岸の滑落場面の合成感がすごすぎて萎える。登山の描写もめちゃくちゃ。フィルム捨てるなよ。

何のこととは申しませんが

 裁判というのは、常識では無理筋だと分かっていても、僅かでも可能性があるなら負けないために何だって主張する。
 法廷で行われるものなので、余程世間を騒がすような案件でもなければ世論を味方につけても意味がない。裁判官こそが正義。勝ちたければ裁判官を買収せよ!
 ……まぁ常識で考えればこれは被告が悪い。でも負けるとは限らない。それが裁判。
 とはいえ、負けたくないからと常識から遠くかけ離れた主張をしてしまい、それが世間にお披露目されてしまったら、その人は今後どうやって業界で生きていくのだろうか。

神々の山嶺

 フランスで制作されたアニメ版。
 画面は綺麗だし丁寧だし美しくて良かったのだが、肝心のシナリオが無惨。原作のいいところをほとんど切り捨ててしまって、ただ羽生が山に登るだけの映画になってしまった。あの原作を90分に詰め込むのは絶対に無理なのだが、それにしても端折りすぎて、何を伝えたいのか分からなかった。
 これなら原作、もしくは谷口ジローの漫画版を読んだ方がいいと断言できる。原作ファン向けのショートアニメといった位置づけにしか感じることができなかった。ただし原作ファンほど不満が残ると思う。もったいないな。