昨日、打ち合わせの予定よりかなり早く着いてしまったもので、待ち合わせのファミレスでノートパソコンを開き、一人で意識の高いノマド野郎ごっこをしていたんですね。実際には野球の速報を見ながらトゥイッターにどうでもいい事を書き散らしていただけなんですけども。
私が席に通されてからしばらくして、母親3名、3~6歳くらいと思われる子供4名、計7名のグループが入店してきたのです。夕飯時だった事もあり、店が混雑していて7名が座れる席は空いていない。
お席離れてもよろしいでしょうか。という事で分かれて座る事になったようなのですが、隣同士のテーブルではなく、3つ分くらい離れないと座れない状況だったのですね。
まあそういう状況は多々ありますからね。誰かしらが子供の面倒を見られるように上手いこと分かれて座るんだろうと思っていたのですが、我が目を疑いました。
母親だけのテーブルと、子供だけのテーブルに分割しやがったのです。
いやいやいや、そんな事ってあるんですか? 昨今の親は、子供を目の届かないところで勝手に食事させて、親同士が楽しく雑談をするんですか? それが普通なんですか?
もう信じられない思いでして、嘘ですよね、誰か一人子供テーブルに行くんですよね、と思いながら観察していたのですが、そんな気遣いをする素振りさえ見せる親はおらず、さも当たり前のように子供だけで注文と食事をさせておりました。
完全に目を離した状態が長時間続くわけですよね。子供が自分の目の届かないところにいる間に、万が一誘拐されたらどうするんですか? 誘拐なんてされるはずがないと思ってるんでしょうか。誘拐ではなくとも、焼きたてハンバーグの乗った熱々の鉄板で子供が大火傷をしたらどうしようとか全く考えないのでしょうか。もし不測の事態が発生した時に、自分の責任だと認識しているのでしょうか。そういう親は間違いなく他人のせいにするのではないかと感じます。ファミレスの店員のせい、自分よりも近くにいた第三者の席に、そんな事を言い出すのではないかと、空恐ろしくなってしまいます。
なんと言いますか、想像力が完全に欠如しているというか、リスクマネジメントの概念が全く無いというか。どういう育ち方をしたらあれほど無責任な大人になれるんだろうかと、他人事ながら頭が痛くなってしまいました。ファミレスも、相手はお客様とはいえ、あのような状況に対しては物申しても構わないのではないかと。子供が走り回ったりして、他のお客様の迷惑にもなっていたわけですし。
少々言いすぎかもしれないのですが、あの状況で子供にもし何かあっても、同情できないなと思ってしまった次第です。今そういう親が増えているのであれば、子供の不幸な事故というのは実は親の責任によるところが大きいのかもしれないですね、と心に少し黒いものが差し込んできたりいたしました。そう思いたくないですが。
過保護すぎるのも、それはそれでどうかと思いますが、おおらかに育てるのと無責任は別でしょうと思った出来事でありました。
単に私が考えすぎなんでしょうか。
本来ならば市原さんの様な意識を持つのが親として当然だと思うのですが、
子より自分を優先している親が少なからず(多いと書きたいですが、一部で済んでいるという希望的観測)いるのは事実ですよね。
「お客様は神様。」というのは商売側が言うセリフであり、客自身が使ってはいけないセリフです。
「子供がした事ですから。まだ子供なんですから。」というのは周りが使って良いセリフであり、当の親が使ってはいけません。
子供を免罪符にして好き放題するのは如何なものかと、親自身に問題があるのか、その親を躾けた父母が問題なのか…。
「保護者」や「教育」という意味を考えて欲しいと思う事が増えましたね。
事前に会う事もせず、預ける場所も下見せず、マッチングサイトで探した、信用出来るかどうかも分からない見ず知らずの人間に子供を数日預ける親もいましたし。
私なら、そのようなかたちでは、物でさえ預けたくはありませんよ。
尊い命が大事ではないのでしょうかね。