まったく門外漢で何が何やらさっぱり分かりませんが、分からないからと思考を放棄するのも嫌なので、整合性が取れない感じの部分を書き出してみました。詳しい方に教えていただきたい気分です。
STAP細胞はあると断言するものの、誰しもが納得する証拠は出てこない。水戸黄門の印籠の如く突きつければ文句ないのでしょうが。証拠というのは、「第三者による再現」なんでしょうか。であれば現時点では証拠が無いわけで、STAP細胞なんて無いだろと言われてもやむなしという事でよろしいでしょうか。
—
1. STAP細胞は
a. ある
→ よかったですね。気分が高揚して、つい画像を盛ってしまったんですね。でも科学者としてそれは許されないですよね。反省しなければいけませんよね。
b. ない
→ ダメだろそれ。実際にはないのに、ある事にしたくて嘘ついたって事ですか? 擁護できる点が一つもございません。科学者やめるしかないですよね。
2. 両者の疑問点と、共通した疑問
1aの場合 細胞が存在するのであれば、なぜ共著者は論文の撤回に賛同しているのでしょうか。論文にGOサインを出したからには、共著者も存在を見たはずなのではないのでしょうか。小保方氏以外誰もSTAP細胞を確認していない? ではなぜGOサインが出たのか。
1bの場合 細胞の存在が捏造であるならば、なぜ共著者は論文にGOサインを出したのでしょうか。論文にGOサインを出したからには、共著者も存在を見たはずなのではないのでしょうか。小保方氏以外誰もSTAP細胞を確認していない? ではなぜGOサインが出たのか。
—
どちらにしても何かがおかしくて、文系人間にはさっぱり分からんとですよ。だって、嘘だったらいずれ絶対バレるじゃないですか。ゴーストがどうたらという音楽や文芸の世界ならまだしも、特に科学の世界でバレないはずがないですよね? 絶対バレる嘘をつくメリットってあるんですかね?
そもそも、STAP細胞の有無と、論文の捏造は切り分けて考えるべきなんでしょうか。その辺からしてもう分かりません。
存在自体が捏造だとした場合、小保方氏がとても思い込みの強い人物で、STAP細胞らしき理論を思いついてからは、全て自分に都合のいいように解釈して、強引に結果を導いたとか、そういう感じなんですかね。
だとしても、そういうのを止めるのが周りの人間の役割なんじゃないかとか、疑問は尽きません。共著者、共同研究者ってのは、どういう位置づけなんでしょう。リーダーが提示したデータを鵜呑みにして神輿を担ぐ係なんですか? それとも、世紀の発見だとばかりにテンションが上がってしまい、もはや正常な判断が出来なかった?
ちょっと調べてみたら、超伝導の分野で歴史的な捏造事件があったそうで、見れば見るほど話が被るんですよね……。Wikipediaで申し訳ないんですけど、リンクをば。
ヘンドリック・シェーン
http://ja.wikipedia.org/wiki/ヘンドリック・シェーン
この辺りもなるほどなと腑に落ちる感でありました。Wikipediaで申し訳ないのですが。
科学における不正行為
http://ja.wikipedia.org/wiki/科学における不正行為
今回は発見がノーベル賞クラスと騒がれた事と、対象が若き女性であった事でマスコミによる興味本位の加熱報道があったために、ここまで大きな話になってしまったものの、捏造事件は頻繁に発生しているものだという事でしょうか。
科学界の常識など知らずに率直に思った事を書いただけですので、そっちの世界の方で詳しくご存知の方がいらっしゃれば、分かりやすく教えていただければなあと。
私も色々捏造したら、誰かがうっかり世界の小澤と勘違いして仕事くれませんかね。