以前ボロクソにこき下ろした、いわゆる偽家系の系譜です。
二度と行かないと思っていたのですが、実に4年ぶりにふらっと足を踏み入れてしまいました。以前の記事はこちら。
家系ラーメン紀行 #05「壱八家」
https://blog.185usk.com/2016/01/post-261915.html
一口目にスープを飲んだ時点で即戦意が失われました。家系ラーメンと全然味違うでしょ。これ家系ラーメンじゃないでしょ。家系を名乗っちゃダメでしょ。
はっきり言って論ずるに値しないので、感想は以上でお仕舞い。
家系を名乗っていなければ別に怒りも湧かないのですが、家系ラーメンと言い張っているところが盗人猛々しいというか、恥知らずというか。
行かなきゃいいだけなんですけど、こういう偽家系がチェーン展開しまくっているおかげで、これが家系ラーメンなんだ、家系ラーメン美味しいね、家系って美味しくないなという誤った認識を持っている人が爆発的に増えていて、それが悲しいのです。
全部に適用できるわけではないですが、簡単な見分け方をいくつか挙げておきます。
・ライス無料をやっているところ
ほぼ偽物です。正当な家系ラーメンの店で、ライスをサービスしているところは見たことがないです。特に、今回の壱角家は、業務用の巨大なジャーに白米が入れてあって、何杯でもご自由にどうぞとやっていました。普通だったら流通しないような超低級米だからできるのではと思ってしまいます。ライス無料の店のライスは美味しくないです。
・極太の毛筆フォントで店の名前や、お客様に感謝などのポエムが掲載してあるところ
ほぼ偽物です。胡散臭さ爆発です。偽家系がどうかは知りませんが、ブラック企業にありがちですよね。黒字に白フォントが多いです。店のポップは全体的に黒、白、赤、黄という配色がよく見られます。
・ラーメンの味にバリエーションがあるところ
ほぼ偽物です。正当な家系ラーメン店に塩や味噌は通常ありません。正当な家系ラーメンはだいたい1種類で勝負しています。自信の現れですね。
・まくりをやっているところ
ほぼ偽物です。正当な家系ラーメン店はお客にそんなことをさせません。まくりとはスープ完飲を指します。まくりをすると次回使えるサービス券がもらえたりします。申告すると「まくりいただきました!」とか店中に響き渡る大声で言われます。下品ですし嫌ですね。だいたい、そんなの毎回飲んでたら死期が早まりますよ。
・サービス券、スタンプ等をやっているところ
ほぼ偽物です。正当な家系ラーメンはそういったサービスをしません。無骨です。それでも美味しければまた行きたくなるので問題無しです。
これらのうち、いくつかが重なっていればまず偽家系と考えてよいと思います。
それでは皆様、良い家系ライフを!