横浜軍が首位で前半戦を終える

 今年のセはどうなってるんですかね。紆余曲折ありましたが、結局横浜が首位で前半戦終了という事態になっております。

 首位で前半戦終了なんていつ以来なのかと思ったら、どうやら優勝した98年以来らしいですね。

 普通なら首位で折り返しとなれば、優勝確率が割と高いはずなのですが、今年のセには一切関係なしでございます。なんせ80試合以上を終えて全チーム貯金無しですから。ありえないですよ、こんなの。

 オールスターで一旦ブレイクが入るだけで、ほぼ開幕と同じです。昨日3位だったかと思えば今日は5位という日替わりの順位ですし、意味不明な激戦を繰り広げております。5位まで2ゲームですからね。中日だけ少し後れを取っていますが、それでも4ゲーム。十分Aクラス圏内です。

 何が悪いって、交流戦に決まってるじゃないですか。横浜と讀賣の貯金を全部パに持って行かれたんですから。横浜なんてヤクルト以外のセのチームには勝ち越してるんですよ。本来であれば文句なしで首位独走のはずですし、セで一番強いチームであることに間違いはないはずなんです。

ところが5割で首位という状態に陥っている。こんな異常事態は滅多に見られるものではありませんので、プロ野球に興味が無い方も今年は推移を見ていると楽しいかもしれません。

 首位ですが、初回、ないし浅い回での失点が多すぎますし、中継ぎも一部を除き不安定。決して横綱相撲が取れるチームではないと思っております。打線は打ち出せば止まらない、在りし日のマシンガン打線を彷彿とさせるコンディションの日もあれば、全くダメな日もあり。絶対的な信頼をおけるのは、主砲の筒香と抑えの山崎くらいのもの。どうにか勝ちが先行していますが、一つ歯車が狂えば一気に最下位もありえるチーム状態。大型連敗を2回しているところからも察せられるでしょう。

 横浜軍はせめてCS出場は死守していただきたいと思います。