ネットのゴミサイトは本当にタチが悪い。
宮崎駿監督が糖尿の気があるからとクリームソーダを取り上げられる4コマ漫画のような画像を、ここ数日何度か目にした。アクセス稼ぎに貢献するつもりはないので、該当の記事等は貼らない。
一瞬本当かと思ってしまうのだが、いや怪しいと思って元動画を探してみたところ、ジブリ美術館のカフェリニューアルの動画が元ネタだった。
実際は監督がクリームソーダを味わっているだけなのだが、この数コマを抜き出して偽字幕をつけて捏造画像が出来上がっているという仕組みだ。
正直、ネタとしては面白いとは思う。思うけども、ネタであることを明示せずに取り上げるサイトに問題がある。疑うことや、ソースの確認をする人などほんの一握りで、大多数は目の前に出てきたものを疑わず、真実として受け入れてしまう。それを信じた人が他人にさらに拡散させていく可能性もあるわけで、こういったアクセス稼ぎの悪意に塗れた嘘記事は許してはいけないのではないかと思う。
これがネット掲示板の冗談の書き込みで済んでいた時代ならまだよかったが、今はもうそういう時代ではない。記事にしたうえで金銭を得ているのだから、悪質な所業は許されてはならないだろう。
フェイクを拡散したアフィリエイトブログやサイトには法的措置をとってほしいと思う。そのようにして抑止力としていくことは不可能なんだろうか。