投稿者「185usk」のアーカイブ

18億円vs100万円

格付けのヴァイオリン、Aを聞いた瞬間にこっちが正解ってのは分かったんだけど、それよりもBの音大生が上手でびっくりしたよ。
18億円のストラドを弾く尾池さん(懐かしい……。やっぱり有名になったんだねぇ)に対して、100万円の安物ヴァイオリンを弾く音大1年生という構図だけど、劣っていたとは思わなかった。すごいぜ。

飲食店は同情されども音楽家はいらないと言われる

新型コロナ、葛藤する居酒屋「生きるために休めない」
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6356084

いやいや、真っ先にコロナの割を食って全て停止した、停止せざるを得なかったのが実演、イヴェント業界だと思うのですが。
「生きるために休めない」が同情されるなら、K-1だってそうだったのでは。
なんで飲食店だと意見が「可哀想」になって、音楽家だと「不要なものだから仕方ない」になるんだろう。
自粛してほしいから東京都が飲食店に助成金を出すとか、ゴネ得になっているようで、全く声が聞き入れられない実演業界から見ると、なんだかなぁと思ってしまう部分があるのも事実。(飲食店を救うという施策自体は賛成です。真っ先に自粛した我々はどうして国から見捨てられているのか、という疑問です)
こんなことばっかり続くなら、じゃあコンサートやるよって人が出てきてしまうのでは。このままだと廃業、引退、倒産、色々増えてしまいますよ。生きるためだから仕方ないとなってしまう。要請されてもコンサートをやめなければ助成金が出るんでしょうか。本当になんとかしてほしい。

それにしても、演奏家というのはこの国で非常に弱い立場にいるんだということがよく分かりました。特にフリーランスは。
稼げない、補償されない、道楽や遊びだと思われている、不要だと言われる、政治家はその存在すら認識していない。
業界が連携して、きちんと声を挙げなければならないのでは。日本オーケストラ連盟や日本音楽家ユニオンは何をやってるんだろう。(僕はどちらとも無関係だけど)

負けねぇぞ。うおおおお!

志村けんさんが亡くなるなんて誰が思っていたのか

志村さん、お葬式コントの前フリですよね?
棺桶から顔色の悪い志村さんが出てきて、お経をあげているお坊さんの頭を叩いて隠れるんですよね?

とてもではないけど現実として受け入れ難いニュースで、普段、会ったこともない芸能人の訃報に対しては、人間は死ぬのだ、仕方ないくらいにしか思わない僕が、今回はかなりキツい。
変なおじさんもバカ殿も突然この世から永遠に無くなってしまったのか? こんな終わり方はないだろう。オチは「だっふんだ」だろう。まだオチてないんだから、これはコントの途中であり、志村死亡説に違いない。
私の小さい頃の密かな夢は、ドリフターズに入ることだったんです。ドリフターズの笑いは私のお笑いの原点でした。本当に辛い。いかりやさんの時は覚悟の時間もあったし、既に俳優へ移行している時だったけど、志村さんは現役バリバリのお笑いの最高峰のまま、突然逝ってしまった。とてもではないけど現実を直視できない。

こういう言い方は賛否があるだろうけど、志村さんが身を持って警鐘を鳴らしてくれたと思って、気を引き締めるしかない。そう思わないとやりきれない。
志村さんだって、危険だと思う場所にわざわざ行ってなかったはずなんだ。知ってる人、知ってる店なら大丈夫だと思っていたはず。僕も少し前までそうだった。
でも、もはやそういう状況ではないということに大勢が気付く切欠になる出来事であってほしい。
考えや行動はいつからでも変えられる。

志村さん、本当にありがとうございました。
ゆっくりおやすみください。

現時点で音楽活動を行うということに関して

 何の影響力も知名度も無いことは重々承知しておりますが、音楽業界の隅の隅、すみっコぐらしたちよりもさらに隅にいる者として、そしてオーケストラを運営する身として、新型コロナウイルス蔓延下の音楽活動において私の至った結論について記しておきます。ちゃんとした指揮者、有名な指揮者からこういう意見が出ているのを見ていないので。
 ここ1週間くらいずっと考え続けていたのですが、直近で練習や本番を開催する予定がある皆様は、どうか一度考え直し、中止の方向に舵を取ることにいたしませんか。
 ここまで頑張って練習してきたのに。会場を確保しているのに。きっと何も起こらない。自分たちに限ってそんなはずがない。大丈夫だ。その気持ちは痛いほど理解できます。私も少し前まではそうでした。
 しかしながら、37.5℃以上の発熱や自覚症状が無ければ問題ない、無観客であれば大丈夫とされていた状況からは一変し、無症状感染者が感染を拡大させているという研究結果が出ております。
 明確に判断できる症状があれば回避も可能ですが、無症状で感染を拡大させるということを回避するのは、我々一市民には到底不可能です。検温やアルコール消毒ではもはや防御になりません。
 団体内や観客に感染者がいないという保証はどこにもないのです。むしろ全員が感染しているものと考え、今とるべき最良の行動は一体何なのかを考えていかないと、終息しないばかりか、拡大が進んでいくだけであると感じています。
 練習や本番で無症状の感染が拡大し、それを自宅に持ち帰った結果、高齢の家族が感染し、死に至る。そのようなことが現実に起こり得る状態となってしまっているのです。高齢者のみならず、若い世代の死亡例も報告され始めています。
 重症化した後はあっという間だと言われています。気づいた時には手遅れです。後悔しても遅いのです。そんな悲劇が誰のもとにも起こり得るという認識の元、多人数が集まって練習や本番を行っても問題ないのか、今一度、よく考えてみませんか。
 音楽は大切です。文化は命です。人間にとって欠かせないものだと確信しています。それ故に私たちは人生の貴重な時間をそれに費やしています。だからこそ、また必要とされる時が必ず来ます。
 少し踏みとどまって、練習や本番を中止とするリスクと、感染者を拡大させてしまうリスクを天秤にかけてみてください。考えすぎでは? やりすぎでは? 命に関わることなのでそれくらいで丁度いいはずなのです。
 もはや気をつければ大丈夫という状況ではないという意識を大勢が持ち、今この時を耐えることで感染拡大を防止し、音楽業界も新型コロナウイルスの撲滅に一役買いませんか。
 今は中止という決断をする勇気を持つべき時であると私は考えます。何もかもが手遅れになる前に。
 練習や本番を行うのも中止するのも、それぞれの大変な深慮のうえだと思っています。ですから、結論は尊重されるべきですし、批判するものではありません。もちろん、私に強制力など全くありませんし、だいたい誰なんだお前はという話でしょう。ただ、音楽業界から感染爆発が起こった、取り返しのつかない悲劇が生まれたなどということになってほしくないと強く願っています。
 事態を冷静に、合理的に考え、最良の判断を個人個人が下すことで、最悪の状況を回避する力の一つになれると信じております。
 決行にしても中止にしても、今一度じっくりと話し合って考えてみませんか。
 読み直して、うーん、ものすごく余計なお世話だなと思いつつ。

意味の無い制度を作って対策をしていますというおためごかし

路上喫煙の罰金制度って本当に意味ないよなと思う。
あれで捕まって罰金払ってる人見たことないし、一般人が路上喫煙を見つけても通報できないし、罰金も無いよね。
現行犯で私人逮捕的なものが認められるか、現場写真を撮って警察に送れば罰金とかできれば少しは意味あるのかもしれないけど、その場で捕まえるのはトラブルにしかならないし、写真も肖像権がどうだの盗撮だの言われて泥沼にしかならなそう。
路上喫煙をしても何も感じず、吸い殻をポイ捨てするような奴に注意すれば、逆上して暴行されるのがオチだろうし。なんとかならんのかね。
なんて、今日も路上喫煙&ポイ捨てを目撃して、とても嫌な気分になったので思ったのでした。トンネルの中でですよ。30mほど後ろ歩いてたけど臭かったよ。許されるならバットでロバート・デ・ニーロしたいよ。

インフル予防

今年はインフルエンザの罹患者数が少ないらしいです。
逆説的なんですけど、大流行中のコロナウイルスのおかげで、手洗いうがいが徹底されたからという話らしくて、笑ってしまいます。
もしそれが事実だとすれば、手洗いうがいを徹底すればインフルエンザは防げるんだということが十分すぎるほど分かったわけで、マスコミはこれをしつこくしつこく毎年言い続けてほしいですね。
阪神大震災や3.11はなんだかんだ毎年特集を組むわけですから、誰が結婚した、離婚した、不倫したとか、どうでもいい誰の得にもならないような情報をギャーギャー喚いて馬鹿を焚きつけるのではなくて、誰に対しても必要で有用な情報を、うんざりだと思われるくらい伝えて、世の中を良くしていく。それこそがマスコミの使命なのではないかと思います。だからこそ、使い方によっては危険なわけですが。

ゼロ・グラビティ

 宇宙というこれ以上ない広い空間を舞台にした映画なのに、まぁ狭いのなんの。という逆転が良い。
 最初から最後まで緊張しっぱなしで、とにかく胃に悪い。僅差でリードしているベイスターズの試合を見ているような気分。(こんな気持ちで試合を見ているのです)

 劇中の誤ったシークエンスに対する正しい知識のガチの解説も面白かったです。

映画ゼロ・グラビティについて | 宇宙技術開発株式会社
https://www.sed.co.jp/tokusyu/gravity.html

 面白かったんだけど、原題が「Glavity」なのを邦題で「ゼロ・グラビティ」にしちゃダメ。これやった担当者はアウティですよ。意味が真逆になるばかりか、ラストの意味がまるでなくなってしまう。どういうテーマなんだろう、単に宇宙を見せたいだけのはずないよねと思って観ていたんですが、ラストのあれがやりたかったわけですよね。だったら変更しちゃダメでしょう。
 グラビティじゃインパクトないし、映画の内容が伝わらないから商業的に厳しいという判断なんだろうとは思いますけど、映画の意味を変えるのは愚策としか思えない。よくオーケー出たよなぁと。
 どうせそんな違い誰も気にしないし、最後の意味だって気づく人ほとんどいないだろみたいな、消費者をバカにした商業主義が見え隠れするような気がします。
 こういうことが多すぎて、メジャーシーンには絶望しているのです。芸術性、作家性よりお金が一番大事だから仕方ない!

ブラ2ショック!

 ブラ2の4楽章の最後に咆哮する金管、ずっとホルンだと思い込んでいたんだけど、ブラ2をやるので改めてさらったらトロンボーンであることが発覚。
 なんでホルンだと思い込んでたんだろう……。
 地味にショック。

ジョーカー→バットマン ビギンズ→ダークナイト→ダークナイト ライジング→キング・オブ・コメディ

 11月に「ジョーカー」を見て、役者のレヴェルの高さにズギュンとやられたんですね。
 なんと言ってもホアキン・フェニックスの演技に尽きる……と思いきや、なんだこりゃと度肝を抜かれたのが、ロバート・デ・ニーロ。 続きを読む