横浜ベイスターズが日本一になれた4つの理由

 とうとうプロ野球が全日程終了してしまいました。来年の開幕まで、人生の楽しみの33%ほどを失った状態で生きていかねばなりません。辛いです。

 今年の日本シリーズは南海ホークスが阪神猛虎軍を4勝1敗で破り、我らが横浜ベイスターズが見事日本一に輝いたわけですけども、2014年プロ野球終了記念という事で、横浜軍が日本一になれた理由について考えてみたいと思います。

1. 横浜はセ・リーグのペナントを制した

 まずは分かりやすいところから参りましょう。今年のセ・リーグは、世間的には一見すると讀賣が優勝したように装われていますが、その讀賣に勝ち越した球団は横浜のみです。優勝したとされている強豪球団に勝ち越したのですから、つまり横浜が優勝したという事に疑念を持つ方はいないでしょう。

2. 横浜はCSに出場した

 優勝したのですから、これは異論がないところではありますが、もう少し論を補強しておきましょう。今年のセ・リーグのCSには讀賣、阪神、広島の3ティームが出場したわけですが、冷静に考えてみてください。

広島:石井琢郎(コーチ)
阪神:鶴岡(捕手)、高宮(投手)
讀賣:村田(内野手)

 いかがでしょう。ペナントレースに大きく貢献した(一部除く)と思われる主要な選手、コーチの多くを横浜出身者が占めております。さらに視野を広く持ち、ペナントに積極的に関与していない選手も含めるのであれば、吉見(阪神)や石井義(讀賣)もそうだと言えます(どちらも戦力外になりましたが)。従って、実際は横浜がCSに出場したと宣言する事に異論を挟む余地はありません。

3. 横浜はCSを制した

 報道などを見ていますと、阪神が讀賣を4タテして日本シリーズに進出したように喧伝されているのですが、果たして本当にそうでしょうか。いいえ、実際は違います。横浜出身者が最も多く在籍しており、活躍した球団がCSを勝ち抜いたのですから、横浜がCSを制したという事実に疑いようはありません。

4. 横浜は日本一になった

 2014年の日本シリーズは、あたかもソフトバンクと阪神が日本一をかけて争ったかのように伝えられています。しかしながら、第2項で説明した事の繰り返しになりますが、冷静になってよく考えていただきたいところです。

阪神:鶴岡(捕手)、高宮(投手)
ソフトバンク:内川(外野手)、吉村(外野手)

 いかがでしょうか。日本シリーズに出場した選手の多くを横浜出身者が占めているのです。阪神は先ほど説明した通りですが、ソフトバンクにとって、日本シリーズMVPを獲得した内川は絶対的に必要な選手です。さらにCSで勝負強いバッティングを披露し、ティームを日本シリーズ出場へと導いた吉村も横浜出身なのです。

 要約しますと、横浜(ソフトバンク)×横浜(阪神)の決戦である環境下で勝負を行い、4勝1敗で横浜(ソフトバンク)が勝ったのですから、最終的に横浜ベイスターズが日本一に輝いたというのは不動の事実であり、誰しもが膝を叩き、「そうだったのか! 学べるプロ野球!」と口走ってしまう、もしくは「ガッテン! ガッテン!」とガッテン台を強打、破壊粉砕し、納得のうえで認める事でありましょう。

 来年はせめて4位、あわよくばAクラスでお願いいたします。

 ヨ・ロ・シ・ク!!