ブラストライブ誌の連載が本誌に戻ります

 イット化の流れに乗れとばかりに一旦ウェブ版に移行していたブラストライブ誌の連載なんですが、10月10日発売号から本誌に戻ることになりました。出戻りというんでしょうか。

ブラストライブ
https://www.brasstribe.jp/

 前回本誌に連載していた際は、毎回とりとめもなくゲーム音楽の話題を取り上げていたのですが、今回からは明確な柱があります。

 柱、それはずばり「批評」です。

 今のところ、ゲーム音楽関連のグッズやコンサートがあるだけでありがたいという状態という方が多いという認識なのですが、ゲーム音楽を受け取る側という面ではまだ黎明期、成長期を脱していないと思っております。成熟期に突入するために何が必要なのか編集長と協議を重ねていくうちに、雛鳥の如く口を空けて待ち、一方的に享受してありがてぇありがてぇだけではなく、いいところも悪いところもきちんと批評して発信していくという土壌も必要なのではないかという話に至り、GOサインが出た次第です。

 批評というのは、何かとネガティブに捉えられがちなのですが、いい加減な誹謗中傷とは趣を異にします。およそ物事は全部が全部100点などということはあり得ないと思っておりますので、そこに当然存在するマイナスポイントも洗い出していこうではないかという企画です。なんだか、マイナスなことは公に言ってはいけないという空気感があるような気がするのですよね。それを人柱になって打破してみようじゃないかということですね。

 なのでまぁ、偉そうなことも書くんですが、それも含めてお楽しみいただければと思います。「嫌い」とは違いますので。そこ重要なんです。

 で、最初の題材は、スクエニから発売されました「BRA★BRA FINAL FANTASY」です。初の公式吹奏楽アレンジということで、果たしてどんな感じでしょうと聞いてみました。いわゆるサントラ批評ですね。音楽だけでなく、サントラ全体としての批評です。どんな偉そうなこと書いてやがるんだバカヤローと思った方はブラストライブを手にとってみてください。ご意見ご感想お待ちしております。そこまで大したことは書いていないですが、今回は初回ということで、これからどんどん創意工夫を重ねていければと思います。

 また、今後はサントラのみならず、コンサート批評や、対談、インタビュー記事なども予定しております。ブラストライブ誌は今後、割とガチでゲームやアニメ音楽といった演奏にまつわる話題と向き合っていこうという方向性がありますので、私の記事だけでなく、ご注目いただければと思います。これまでのそういった世界における空気感とは少し違う方面から切り込んでいく予定です。異質、異端な感じになるかもしれません。それがスタンダードになるように。

 編集長、こちらからは以上です。