ヤクルト×横浜 第4回戦

 神宮の杜にて今季初観戦であります。

 午後に激しい通り雨、試合開始の18:00には晴れる予報だったのですが、まさにその通り。私は18:45頃到着しまして、まだ1回の裏が終わったところだったので一体何事かと思ったのですが、試合開始が15分遅れたらしいです。中止にならなくてよかった。

 今日は頂きもののチケットという事で、一塁側敵地での応援。が、当然手抜きはしません。遠慮もしません。

 なんというか、実に見どころの無い試合でして、途中で雨が降ってきたり気温が低かったりで、身も心も実に寒い試合となりました。

 先発の井納は不安定ながらものらりくらりとどうにか無失点に抑えていたのですが、いかんせん下位打線を力で押さえ込めないという意味の分からない弱気さが見えました。案の定、打率1割を割り込んでいる大引やピッチャーの小川に簡単に四球を与えたりタイムリーを打たれる(これは予告した)など、それでは勝てなくて当然ですよねというピッチングを披露してくれやがりまして、これではエースとは到底呼べないなと思った次第です。あと決め球が無いので見ていて不安で仕方がないです。

 対する乳酸菌飲料軍の先発のライアン投手は、球速こそそれほど出ていないながら、素人目に見てもストレートの伸びが異常で、横浜打線は軒並み振り遅れ、手も足も出ない状態。打球をまともに前に飛ばすことすら苦労しているような有り様で、やっとバットに当てても芯を外され、ボコッという鈍い打球音しか聞こえてこないような惨状でありました。

 ただでさえ湿りきっている打線なので、そんな小川投手を打ち崩せるはずもなく、6回表終了時点で完全試合ペース。その裏に井納が4番雄平のソロホムーランを皮切りに投手にタイムリーを打たれるなどで3点を失うと、このまま完全試合を目の当たりにするのではないかというムードに。いやもうむしろ槇原以来の完全試合を見せてくれというくらいのつもりでおりました。

 ところが7回表に今季初スタメンのショート白崎が、今日初めてと言っていい、いい当たりでヒットを放ち完全試合を阻止。ああもう今日はこれで満足である。そう思ってしまったのは、やはり横浜フアンである証左であろうと思うわけです。もし勝つならここで連打するしかないという場面だったのですが、続くバッターはあえなく凡退で勝負あり。

 最終回に相手のミス絡みで1点を取りまして、盛り上がったといえば盛り上がったのですが、本来であれば白崎の打席がゲッツーでゲームセットだったわけですね。エラーで1アウト2、3塁になって小川を引きずり下ろしたものの、最後は変わったバーネットにピッチャーライナーで2塁走者戻れずゲッツー試合終了と、たった1球で試合を締められジ・エンド。頭越えてたら同点だったんですけどね、そういう幸運が訪れないのも負けが込んでいるチームの宿命でありましょう。

 これにて貯金を全て吐き出し、Bクラスに転落であります。徐々に定位置が近づいてきて落ち着くといえば落ち着くのではありますが、借金生活に入ったらもう戻れない気がしますので、明日はなんとしても勝っていただきたいと願うものであります。

 ところで6回終了後にメガ盛りソーセージを買うため一旦外に出て外野席に出張したのですが、外でバーネットとすれ違いました。めっちゃデカかったです。戦ったら瞬殺される自信があります。

 あと、今日座っていた席の後方に「小川がんばれおじさん」がいました。小川が1球投げる間に2回くらいの間隔で「小川がんばれー!!!」と絶叫していまして、その機械的な応援がだんだん笑いのツボに嵌ってきて危なかったです。

 「小川がんばれー!!!」と「小川がんばれ小川ー!!!」の2パターンが用意されており、いずれかをランダムに発声するようプログラミングされていたようです。声量もほぼ一定で、声をからす事もなく、ミスもなく、最後まで完璧にやり遂げていました。自立型ロボットだったのだと思います。

 対する人間である私の本日の野次は、大引と小川に連続四球を与えた井納に対して「なにやってんだヘタクソ!」、「真面目にやれ!」、この2つだけでした。応援マナーは大切ですよね。「安針塚に帰れ」とか「バカヤロー」とか「やめちまえ」とか、そういう品のない野次はいけないと思うわけです。ええ。えっ?

今季観戦成績 0勝1敗