Yahoo!ニュース個人は面白い記事から残念な人まで色々な意見をまとめて読めるので、暇があると目を通しているのですが、まれにオーサーが突然三行半を突き付けて撤退するという事案が発生しているのですよね。
何度も発生しているという事は、Yahoo!側の態度や仕組みに不備があるのだろうなと想像しているのではありますが、またしても直近で発生した模様でして、なんだなんだと見物に行ったところ、そのどうでもよさに脱力してしまいました。
ソーシャルは難しい。わたしはこれでYahoo!個人に投稿するのをやめることにしました
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nagaeisseki/20140607-00036112/
どうでもいいですね。
最初に喧嘩をふっかけた佐野岳人氏のコメントこそがこれ以上ないくらいしょーもないコメントでして、件のエントリーの何がそんなに佐野氏の怒りに触れてしまったのか、それを書いて何になると思ったのか謎すぎて頭の頭痛が痛くなってきます。
永江氏は永江氏でスルーすればいいのに、煽ってきたのがYahoo!の社員だったというところでカチンと来てしまったらしく、その場で執筆からの撤退を宣言するという、なかなかロックな行動に出ています。
問題の元となったエントリーも読みまして、まぁ確かにどうでもいい内容なんですけど、永江氏が主張したい事は分かりましたし、別に批判の対象とするような内容だとは思いませんでしたけどね。ただ、最後の方に無関係な事象を引き合いに出して煽ってしまった辺り、反感を持つ人がいる可能性はあるかなとは感じましたが。
永江氏は「ソーシャルは難しい」とタイトルにつけていますけれども、別に何も難しい事ではなくて、無根拠な批判などスルーするか「あ、そっすか。そりゃすんませんでした」で終わらせればいいんじゃないかなと私なんかは思うわけです。
私はどこに勤めていようが、社会的肩書きの前に個人があると思っていますので、Yahoo!の社員とはいえ、今回のなんて一個人の意見として処理してよいのではないですかね。この辺りは個人というものの在り方についての、人それぞれの捉え方の違いがあるでしょうから難しいところではありますし、世間的には佐野氏の行為が褒められたものではないとは思います。
ただ、Yahoo!の社員なんて数千人規模でいるわけですから、その中に一人くらいアレな人がいたとしても統計的には何ら不思議ではないわけで、その一言をもってして、中の人のくせに何をいうだァーッ! ゆるさんッ! とシャウトしてしまうのは、煽り耐性があまりに低いのではないかと残念な気持ちでもあります。佐野氏よりエラい人にぶっこんでもよかったわけですし。
文章を世間に対してコンスタントに発表していけば、そりゃアタリもあればハズレもあるわけで、全部のエントリーが超絶に面白いなんて事は決してありえず、しょーもないエントリーを書く事だって多々ありましょう。それでも人によっては面白いと思ってくれるかもしれないわけです。それを自覚しないで人様に自分の考えを見せつけ、しょーもないと言われたからモニタの向こうで顔真っ赤にしてブチギレてしまうのは、今後ブチギレ金剛という渾名で呼ばれてもやむなしではないですかね。
佐野氏が最もアレげで残念至極であるというのは明らかでありますから、永江氏は同じ土俵に降りていく必要などなく、ああYahoo!には残念な人がいるのだな、余程仕事でストレスがたまっているのかな、会長と違って髪の毛はあるのかな、などと周囲に認知いただく程度に、丁寧に世の中にご紹介差し上げるなどの対処をしていただいた方が、より愉快なインターネッツが醸成されていったのではないかなと思う次第です。
ただまぁ、竹を割ったような態度は嫌いじゃないです。悪く言えば短絡的ですが。寄稿を辞めるのも個人の選択、個人の自由であり、その辺りは当然ご理解されているでしょうから。
それよりも、佐野氏が今現在、社内的にどんな境遇になっているのかが気になって夜も眠れません。関係者からのタレこみをお待ちしております。
バイキングの方がよほどしょーもないと思う毎日です。