第4回「不」定期演奏会へ向けてのリハが開始となりました。
過去3度のコンサートでは、リハが進むにつれて徐々に参加人数が増えていき、毎回最後の2回くらいしかまともに練習が出来た記憶がないような気がしてならないのですが、今回は一味違いました。初回リハからほぼ全パートが揃っているなんて、けつおけ!史上初ではないかと思われます。夢か幻か。果たしてこれは本当にけつおけ!なのでありましょうか。新世界やった時なんて、初回のリハ10人くらいでしたから。確か。
けつおけ!は少しだけ上の方を見て、ちょっといい感じのオケを目指していこうではありませんか、という基本コンセプトがあるのですが、それでも根底に据えているのは、
・ 参加した人たちが楽しかったと思えること
・ 少しでも良い演奏を目指すこと
・ 聞きに来てくれた人に少しでもいい気分になっていただくこと
があります。当たり前の事を書いているだけな気がしますが、皆でいい思いしようぜの精神が強いです。とはいえ、本番でやる事は少々アクが強いので、合わない人からすれば、なにやってだコイツと思われてしまうかもしれませんが、そこはやむなしかと思っております。
いい演奏と楽しむことを両立しようなんて甘いのではないかという主張もあるとは思いますし、そもそも「楽しい」の定義なんて人それぞれなわけですが、そんな一般論は知った事ではなくて、目指すと言ったら目指すのであります。行けば分かるさ、ありがとーっ!!! と猪木さんも言っておられます。猪木イズム、闘魂注入が最優先されるものであり、参加者全員に闘魂ビンタをかましていく所存です。訴えないでください。
また、様々なところから集まった人たちと、同じ空間で、同じ目標を持ち、同じ音楽を奏でるという行為は最高に楽しいものでありまして、どこそこの誰とじゃなきゃ一緒にやりたくないとか、このプルトじゃ嫌だとか、あの人は下手だから嫌いとか、そういう事を言う輩はいりません。音楽は、差別やアカデミズムからは自由であり、国境や言語を超えて共通の体験が出来る、恐らく他に例を見ない特殊な存在だと思っています。
ですから、オケや参加者をカテゴライズするような考え方はけつおけ!には一切不要です。田園を演奏するのに、演奏する人の所属や肩書が必要でしょうか。もっと言えば、趣味人も、音大出身者も、プロもアマもありません。一緒です。どんな人だろうが、楽しもう、頑張ろう、少しでもいい演奏をしよう、お客さんに楽しんでもらおうという気持ちがあればいいのだ、各人が持てる力を出せればいいのだというのが、けつおけ!というか私が根底に据えているコンセプトでもあり、そこはどのような環境でもブレないようにしたいなと思っております。なかなか現実はそうもいかない事も多いですが。
そんなわけで第1回目のリハが終わり、残り4回、あっという間に終わってしまいそうなヤバ目の予感しかしておりませんが、ご一緒させていただく皆様におかれましては、どうぞよろしくお願いいたします。お客様も、5月4日は是非けつおけ!のコンサートへどうぞ。
けつおけ!
http://k2orch.info/