今まで長きに亘り、公式譜以外での演奏を認めず、編曲行為を頑なに拒んでいたスギヤマ工房ですが、何やら動きがあったようです。
すぎやまこういちの世界
http://sugimania.com/
編曲について―
楽曲を無断で編曲した場合、著作者人格権の侵害その他の
法的責任が生じるおそれがあります。
すぎやまこういち楽曲を編曲されたいという場合は、
必ずスギヤマ工房にお問合せ下さい。
楽曲の短縮、楽器編成の変更等についても、
編曲として許諾を要する取扱いですので、
ご留意をお願いいたします。
ふむ……ついに編曲に向けて門戸を開かんとするのでありましょうか。先日のエントリーで書いた同一性保持権に関わる話でして、もし問い合わせに応じて柔軟に対応をするというのであれば、ゲーム音楽史においてなかなか歴史的な出来事ではないでしょうか。
同一性保持権は厳格に運用されているのでしょうか
http://blog.185usk.com/2014/03/post-57563.htm
とはいえ「とりあえず相談しろよ」という事であって、「編曲しておk」と言っているわけではない事は十分に留意すべきかと思われます。直近で編曲をしたい案件はないのですが、必要とあらば個別案件で真っ先に問い合わせしてみたいと思います。恐らく回答はケースバイケースで、一般論として質問したうえで回答をいただくのもなかなか難しいでしょうから。
また、あくまで想像にすぎませんが、アマチュア活動における編曲なら認めましょうかという方針ではないかと予想されます。商業ベースでの利用や、編曲をしたうえで楽譜を販売してよいかというと、それは認められないのではないかと。想像ですけども。
この動きについては注視していきたいところです。どなたか実際に編曲して演奏したいという予定のある方がいらっしゃれば、問い合わせたうえで結果を教えていただきたいところです。
ピンバック: スギヤマ工房が編曲に言及しましたがあまり朗報ではなさそうな件 | 亮曰く