フィンガルの洞窟についてのいくつかのこと

 さて、黒船の本番が近づいてきましたので、私なりに今回演奏する曲の解説ですとか、ハイライトをとつとつと語りたいと思います。音楽の事について滅多に文章にする事はないので、レアですよ! 是非ご購読ください!
 難しい用語などは使用せず、わかりやすく解説しますので、クラシックを知らない方でも安心してご覧いただけると思います。それでは開幕。

 さて、今回1曲目に演奏するのは「フィンガルの洞窟」。
 みなさん、フィンガルの洞窟が一体なんであるかはご存知でしょうか?
 そう、CMでもおなじみのパスタソース。それは青の洞窟(http://aodo.jp/)。というネタを私は一生言い続ける事にしている。何度も聞かされる事になる方はすいません。青の洞窟のステマ(*1)ではありません。

 メンデル・スゾーンが作曲したこの曲、私は今回演奏する事に決まるまで聞いたことがなく、果たしてどんな曲なのかと思ったら一発でお気に入りになりました。とにかく格好よくてたまらないのですが、スコアを見ると弦楽器に厳しい修行を課している非道な曲でありました。
 なんでも、さざめく波を弦楽器の動きで表現しているらしく、テロテロテロテロと十六分音符で埋め尽くされた真っ黒な楽譜をひっきりなしに演奏させられるのです。
 これはフィンガリング(*3)が非常に大変である。フィンガリングをするのが大変。フィンガリングするのが大変。フィンガるのが大変。
 そうです、これがフィンガルの洞窟のタイトルの元だと言われています。すなわち「フィンガるの洞窟」。メンデ・ルスゾーンは日本語も堪能だったんですね。さすが歴史に名を残す偉人は鬼才ぞろいやで!
 洞窟は何かって? 何でもかんでも人に頼るのはよくないです。自分で考えましょうね!

(*1)ステージマネージャー(*2)の略。意味が通らないけど気にしないこと。
(*2)本番当日の進行を取り仕切る、とっても多忙な人。人前に出ない裏のお仕事になるのであまり存在を知られていないが、この人の働きで演奏会の成功が左右される大切なお仕事。これだけは本当の話。
(*3)指使いの事。ピアノを弾く指の動きをフィンガリングと言いますので、それを想像するとわかりやすいかも。あ、これも事実だった。

※記事の8~9割は虚構ですので、鵜呑みにしないようにお気をつけください。

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