ゲーム音楽歴史遺産が発掘されました

 実家に帰ったら見覚えのある機械が置いてありまして、一気に記憶がフラッシュバックしました。掃除をしていたら出てきたらしいです。

 これご存知の方いらっしゃいますでしょうか。コロムビアの”Lady bird”というポータブルレコードプレイヤーです。とはいえ、ターンテーブルの大きさ的に通常のレコードは聴けないものと思われます。存在自体すっかり忘れておりました。

名前そのままテントウムシの外観。

名前そのままテントウムシの外観。

Lady bird ってなんだろうと思ったら、本機の見たまま「テントウムシ」という意味なんですね。Ladybug という単語しか知りませんでしたが、どうやら Lady bird でもテントウムシという意味なんだそうです。

カバーを外すとこんな感じ。

カバーを外すとこんな感じ。

コンセント付き。電池でも動きます。

コンセント付き。電池でも動きます。

33回転か45回転を選択可能。再生する盤によって変える。

33回転か45回転を選択可能。再生する盤によって変える。

スイッチとボリューム。

スイッチとボリューム。

型番とシリアルらしき記載。手書きなのがすごい。

型番とシリアルらしき記載。手書きなのがすごい。

 段ボールごと保管されていまして、ザ・昭和という感じがたまりません。段ボールの中には何枚かソノシートが入っていて、それを見てまた記憶がフラッシュバック。中でも、言い過ぎかもしれませんが、これはゲーム音楽歴史遺産級の録音ではないかと思ってしまったものがありまして、機械自体そう長く持たない感じがしたので、急いで録画してしまいました。それがこちらです。アイフョーン手持ちで撮ったので手ブレしていてすみません。

これが歴史的ソノシートだ!

これが歴史的ソノシートだ!

 すごくないですかこれ。毛利名人、この頃恐らくまだ20代です。既に超有名人だったんですね。これを繰り返し繰り返し聞いていたことを思い出し、ああ、やはり小さい頃からゲーム音楽が好きだったんだな、もうあの頃には戻れないんだなぁと染み染みとした気分になってしまいました。それがまさか30年ほど後にその毛利名人と呑みに行く機会が訪れるわ、ここに収録されている曲を作った国本さんとバンドを組んでライヴをやるわ、ゲーム音楽のプロ団体を立ち上げるわしているんですから、人生どうなるか本当に分からないものです。

 このレコードですが、「ソンソン」を誤って「いっき」と紹介してしまっている辺り、レア度が高いように思われます。毛利名人が「答えは『いっき』と『ボンバーマン』でしたー」と言い切っておりますが、違います。「いっき」はその前に既に出てきてますしね。

 もう一枚あったのですが、そちらは劣化が激しく、途中で針が止まってしまうため、時間のある時にメンテナンスをしてみて、無事に動いたらまたお知らせしたいと思います。

上手く再生できず。

上手く再生できず。

 よく分からんが感動した!