TPPの著作権法がらみの議論が進んでいるようです

 一般人が知る由もなく、TPPの知財交渉は粛々と進んでいるようです。

 詳しくは下記リンクをご覧いただければ分かるのですが、簡単に紹介しようと思います。

Wikileaksが暴露したTPP知財条文案-著作権保護期間はどうなっているのか
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kuriharakiyoshi/20141018-00040082/

・著作権の保護期間

 著作者の死後50年、70年、100年の三択の状態になっているようです。70年や100年となりますと、そのコンテンツと同時代に生きた人々が気軽に利用するのはほぼ絶望的な状況と言えそうです。まぁ50年でもそうなんですけども。

・非親告罪化

 非親告罪化については日本とベトナムが反対していたとの事なのですが、

日本は脚注204において「権利者の市場での活動に影響を与える場合に限る」との制限を加えてもよいのであれば、この条文案に賛成するという条件付き賛成案になっています。

 との事で、経済的に大きな侵害が認められるような場合に限り、といった意味合いで条件付き賛成に転じている模様です。

 私は、第三者がのべつまくなしに通報が出来るようになりますと、もうめちゃくちゃな事になると思っているのですが、海賊版の流通を防ぐためや、バレないのをいい事にタダ乗りでコンテンツを勝手に売りさばこうなどという輩を制止するという観点での非親告罪化はよい方向性なのではないかと思います。

 しかしながら、無条件の非親告罪化に対して反対しているのが日本とベトナムだけというのが心もとないと言いますか、どうにかしてほしいなあと思う次第であります。

 いい方向に着地するといいなと思ってやみません。