キモサベキモサベとやたらCMを打っていた記憶が強いです。CMを見て、ジョニデが出てるジェットコースタームービーだと思った人は肩透かしを食らうのではないかなと思われます。ジョニデファン憤死待ったなし!
頭空っぽにして見るアクション映画かと思いきや、意外や意外、結構ちゃんと作られていました。が、しかし、いかんせん長い。150分は間延びしすぎの感。もうちょっとコンパクトにまとめられなかったですかね。あと、現在と過去を行き来する作りの必要性が全く分からなかった。別になくても問題なかったのでは……。
でまあ、あれだけ煽っておきながら、アメリカで大コケしまして、ディズニーに巨額の赤字をもたらしたんですな。うーん、ジョニデで海賊映画は復活したけど西部劇はダメでしたか。しかし、作品を見るにあたって赤字だの黒字だのは一切関係ないのであります。
見どころは何と言ってもラスト30分でしょう。このシーンのためだけにこの映画を見てもいいくらいの近年稀に見る秀逸で爽快なアクションシーン。ウィリアム・テル序曲をアレンジしたBGMもテンションアップに多大なる貢献をしております。楽譜があったら演奏したいです。それまでは、まぁ「ながら見」でいいかなという感じだったのが、全く目が離せなくなってしまいました。こういうところ、やっぱりハリウッドはすごいなぁ。いやあ楽しかった。必見! できれば映画館で見たかったです。
しかし近年のジョニデはキワモノばかりですが、どうやら息子さんがああいうのが好きなお年ごろなんだとか。親バカですなぁ。ジョニデはいい人に違いありません。
元のローン・レンジャーを知らなくても一切問題無し! とにかくラスト30分のためにイマイチ盛り上がらない道中も見るのです!