本当に手強いシミュレーションだった「ファイアーエムブレムif」ハード・クラシック

 ようやく終わりました。
 終章が鬼のような難易度で、2週間近く苦戦してました。これハードですよね? ルナティックはどうなってしまうんだ。やらないけど。

 今作は非常にやりごたえがあり、面白かったです。マップも実に良く練り込まれていて、よくぞこんなギリギリの勝負になるように設計したものだと感心するばかり。言い換えればとてもいやらしい。マップ製作者との根比べみたいな感じでした。
 一つ確かなのは、このハード・クラシックを初見、ノーリセット、ノーロストでクリアするのは不可能でしょう。達成した人いるのかしら。

 終章はまさに詰将棋。ユニット配置1マス分、一手のミスで全てが崩壊します。最初は絶対クリア出来ないと絶望しかけたのですが。失敗するたびに初期配置や所持アイテムを練り直し、27章で特定ユニットのレベルを上げスキルを習得させたりと工夫したうえで、失敗した箇所の手順を1手ずつ改善していき、10回目くらいで執念のクリア。一手ずつ改善するとはいえ、失敗すると27章からやり直しなのが辛かった。
 ラスボスに辿り着いた6ターン目で一気に終われるはずが、防陣デュアルガードゲージを見落としていてとどめを刺せず、敵6ターン目で僅かにHPが足りず、エルフィが犠牲になりました。が、他に誰もラスボスに攻撃出来る範囲におらず、どうやってもデュアルガードを突き崩せなかったので、仕方がなかったのだと割り切って次ターンでクリア。増援を考えると、6ターンクリアが開発側の想定で、8~9ターンがタイムリミットなのでは。

これで終わりのはずが……。(大失態)

 惜しくも散ったエルフィが、戦績で2位のブノワの350戦程度(3位は主人公で150戦くらい)を圧倒し、600戦以上という超MVPだったという。最後の最後まで自軍のために尽くして散っていったのであります。

これで終わり。

 さて、クリアしたので情報を解禁して攻略など見てみたのですが、暗夜王国はシリーズでもトラキアと肩を並べる難易度で、終章はFE史上でも屈指の難易度だとか。やっぱりそうなのか。
 そして、これもやはり予感した通り、自分で勝手にかなりの縛りを課していたようです。

・ユニット・成長吟味せず

 初回プレイはだいたいそうなるのですが、誰がどうとか分からないので、使わなくなるユニット(ハロルドとか)に経験値を無駄に与えてしまったり、ステータスも基本的になすがままでした。

・強化施設、通信要素利用せず

 錬成、食堂、牢屋は建てたものの利用せず。通信要素も利用せず。

・施設レベルアップ無し(道具屋を除く)

 これは既に書きましたが、プルフが不足したので、止む無く道具屋だけLvL2に上げたのでした。27章クリア時で竜脈値の残りは19。

・特殊武器購入せず

 特殊武器は武器屋LvL1では購入できないので、ストーリー上、宝箱に入っていたり、敵から奪える武器以外で使ったのは、マイキャッスルで拾った魔封じの槍が1本くらいでしょうか。なので、スレンドスピアもハンマーもビーストキラーもキルソードもサンダーソードも勇者シリーズも何も無し。手斧も一本しかない。手槍は確か1本拾って1本買った。上述のように錬成もしていないので、ほぼデフォルトの青銅、鉄、鋼シリーズのみでクリアしたことになります。
 終章がどうにもならなかったら、諦めて買おうと思ったのですが、どうにかなってしまいました。
 小判も使わず大量に余ったし、最終的に軍資金は10万くらい余りました。

・ドーピング無し

 ドーピングアイテムは一切使わず。こちらも終章の状況次第では解禁も辞さないつもりでしたが、使わずに済みました。ただし、マップ限りの薬は26章、終章で使用。それくらいは許される。

・支援S・A+無し

 支援Aが4組いるだけで、他はBかCのみ。
 なので、もちろん子世代は不在。攻略見てから、子供って何!? となった。

・カミラ、レオン使わず

 上級加入ユニットは伸びないと思い込んでしまうジェイガンの呪いにより、育てず。が、マークスだけ20章から使い始めました。マークスも使っていなかったらと思うと背筋が凍るし、20章からでも育て上げられるマークスはすごい。さすが王子。専用武器が強いだけとか言わない。

シリアスな場面でフライパンを手にするカミラさん。

・クラスチェンジはスタンダードのみ

 唯一オーディンにパラレルプルフを使って剣聖にした(けど終章に至っても武器レベルEでほぼ使えず防陣要員)だけで、後は正統派のマスタープルフのみ。よってスキルも最低限の取得のみ。

 以上、ルナティックじゃないとはいえ、この条件でハード・クラシックをクリアしたのってすごくないですかお客さん! まだまだ現役エムブレマーを名乗り続けてもいいでしょうかーッ!!!

 さて、全体を通して、失敗しても、ああいいマップだなと思ってやり直せるのですが、どうしても許せなかったのが20章と21章。
 21章に関しては、前述した自分の勝手縛りが原因だと思われるのでまだいいのですが、20章は本当に許せない。400ターン以上という圧倒的ターン数を費やし、クリアまで実に4時間かかりました。(リセット含まず)
 風のシステムがゲームの面白さに貢献しているとは到底思えず、単なる嫌がらせでしかない。そこがどうしても受け入れられませんでした。もう一周するつもりですが、20章があるせいでちょっと気が重い。
 あと、19章も嫌だった。妖狐のシステムがえげつない。ここもボス撃破時に、1手あたり10分くらいの長考が必要だったくらいギリギリ。ちゃんと育てたエースユニット突撃ならもう少し楽できそうだけど……。
 なので、19~21章はかなり辛かった。暗夜王国の暗部ですね。
 あと、相手の命中11%、必殺5%で攻撃を仕掛けたら、必殺を食らってロストしたのは忘れない。どんな確率だよ。

 そんな中、個人的ハイライトは24章。ここを竜脈を使わず、初見ノーリセットで乗り切ったのは奇跡に近いと思うとともに、エムブレマーの面目躍如だと自分で自分を褒めてあげたい。最初の6ターンの猛攻を綿密な計算で凌ぎきり、進軍すると出現する増援も、長考による緻密な長考で受けきりました。
 このマップは増援の配置、所持武器の巧妙さが際立ち、舌を巻くとはまさにこのこと。竜脈を使えばもっと簡単だったのではとクリア後に気づいたのですが、時既に遅し。分かる人には分かる。

 このキャラがいなければクリアは不可能だったというのは以下。特に終章は杖が無いと不可能だった。ラストエリクサー症候群のため、希少な杖を使わず温存していたのが功を奏しました。

主人公(27章ボス撃破でLvL20到達)
アクア(言うまでも無し)
マークス(20章から育て始め、終章でLvL17に)
エルフィ(超MVP。ほぼ無敵)
ブノワ(壁にするならこの人。育ててよかった)
フェリシア(対魔法と杖使い)
エリーゼ(杖使い)
ゼロ(唯一の弓使い兼杖使い)

 後は、他でも代用が利いたのではという感じ。特に主人公を除いて上から4人がいなければ途中で詰んでいた。

 全体を通じて振り返ると、本当によく出来たエムブレムでした。2021年現在でも全く色褪せませんので、未プレイの方は是非遊んでみるとよいと思います。おすすめできます。
 2周目もやりますが、もう少し楽しながら、楽しく進めたいと思います。

 ライト路線もシリーズ延命の意味ではいいのですが、これくらいハードな方向性も是非続けてほしいですね。いずれやるつもりですが、風花雪月はどうなんだろう。その前にEchosが気になっています。