横浜ベイスターズの「チャンステーマ4」の元ネタは「わぴこ元気予報!」なのか

 今日、X(旧Twitter)で流れてきて初めて認識したのですが、横浜ベイスターズの「チャンステーマ4」の元ネタが「わぴこ元気予報!」であるという説が存在するようです。今まで全く知らなかったのが不覚です。

 (投稿元の方にご迷惑がかかるといけないので、ここにX(旧Twitter)の引用はしません)

 えっ、そうなんだ! と思って聞いてみたのですが、これは流石に「メロディが似ている曲」というだけだと思います。「チャンステーマ1」の元ネタが『わんぱくダック夢冒険』の「月面」なのは確実ですが、「チャンステーマ4」は元々ローズの応援歌「ローズのテーマ」であって、球団公式の応援歌である時点で編曲モノとは考えづらいです。
 というか、似ていると思えず、しばらく考えてそういうことかと気づいたくらいなので、私にとっては似ている曲ですらないです。

 というところで、終わってもよかったのですが、気になったので調べてみました。

 ざっと検索したところ、「チャンステーマ4=ローズのテーマ」は「わぴこ元気予報!」が元ネタであると言及しているブログ等がいくつか見つかったのですが、どれも一次情報がありませんでした。それどころか二次情報すらない有様です。単に「これが元ネタです!」と言っているだけ。根拠はなんなんだよと思いますし、無根拠な情報をそうなんだと信じてしまうのはよくありません。
 で、もし「わぴこ元気予報!」を編曲したものが「ローズのテーマ」であれば、球団は当然著作権処理を行っているはずなのですが、JASRACのデータベースには、

「わぴこ元気予報!」 小坂明子さん 作曲
「ローズのテーマ」 松井隆雄さん 作曲

 と、別の曲として登録されています。
 もし「ローズのテーマ」が「わぴこ元気予報!」の編曲利用であるならば、横浜ベイスターズは小坂明子さんの著作隣接権を侵害したままCDの販売等を行っていたことになりますので、これは大変なことです。これまでの侵害が認められれば相当な額の賠償になるのではないでしょうか。選手の肖像等、権利周りをしっかり管理しているプロ野球の球団がそんな脇の甘いことをするとはとても思えません。

 というわけで、「チャンステーマ4=ローズのテーマ」の元ネタが「わぴこ元気予報!」であるというのは、似ていると感じたファンから発生した都市伝説であると考えるのが妥当でしょう。また、どちらの作曲者にも失礼ですので、本件はファンが積極的に誤りを正していくべきことではないかと思います。

 はーすっきりした。