危険ドラッグという名前が好きになってきました

 脱法ドラッグに変わる名称に危険ドラッグが選ばれたと知った時、「うわ、なんでこれ選んじゃったの」と思ったのは事実です。しかしですね、決まってしばらく経った今、逆にいいんじゃなかろうかという気がしてきております。

 その良さは、徹底してダサい事に起因するものであって、その醸し出されるB級感が逆に功を奏したと言いますか。

 脱法ドラッグという名前ですと、法の網をかいくぐってドラッグやってるアングラなオレカッケーという意識の方がいらっしゃるかもしれないのですが、危険ドラッグとなると、これは大変に恥ずかしいわけです。「え、あいつ危険ドラッグやってんの?wwww危険wwwドラッグwwwwwマジないわwwwきwwけwwwんwwww」と周囲がハーブ草を大量に生やす事により、使用者の危険ドラッグ使用に対する意欲を削ぐと言いますか、危険ドラッグ使用者というレッテルを貼られるなんて、私なら恥ずかしくて憤死するかもしれません。

 危険ドラッグ使用に起因する交通事故で逮捕されるような事があれば、全国ニュースで「危険ドラッグを使用した○○容疑者」とか報じられてしまうわけですよ。それこそ晒し者であって、周囲から危険ドラッグ君とか、危険ドラッグ太郎とか、高さ危険太郎とか、屈辱的な渾名を付けられかねない由々しき事態に陥る危険性があり、その意味でも危険なドラッグですから、危険ドラッグという名前は言い得て妙であると言えましょう。

 危険ドラッグという名前を脱法ドラッグと比較いたしますと、やはり格段にダサいわけで、ドラッグの持つファッション性が失われる効果はあるのではないかなという気がしないでもありません。ですから、危険ドラッグという、単語を見るたびにニヤけてしまう名前にした事は実は正解だったのかもしれないですねなどと思った次第です。

 とはいえ、使っている側が草とかハーブとか言ってれば意味ないからダメですかね。

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