これもう自分も歳なのかもしれないと生まれて初めて思ったのですが、今まで指揮をしていて首、肩、腰が痛くなり腕が筋肉痛になるようなことは多々あれど、長期間痛みが取れなかったことなんてなかったのですよ。
ところが、9月の本番の翌日から両手首に違和感が生じ、曲げたり動かしたりすると痛く、さらに握力が極度に低下するという症状が出まして、すわこれは酷使で折れたか、それとも遊離軟骨でクリーニング手術か、きゃあ野球選手みたいでカッコE! などと思っていたのですが、さすがに折れたらとても腫れるし動かせないくらい痛いだろうから違うな、しかしこれはおかしいぞと病院に行ったりしまして、筋肉痛だと診断されたのではありますが、完治するまで結局1ヶ月ほどかかりました。完治と言うか、今も右手首だけ微妙な違和感があるのではありますが。
あと、レントゲンを撮った結果、右手首の2本ある骨のうち、外側の骨が人よりちょっと長いらしくて、痛めやすい形状をしているのだとか。よし、削ろう!(錯乱)
筋肉痛と診断されたとはいえ、これは野球選手で言うところの「違和感」に該当、出場選手登録を抹消、大リーグなら最短復帰のDL入りする程度の出来事だと思いまして、この先も元気に音楽を継続していくなら対策が必要だと思うに至ったわけです。
手首ってどうしたらいいんだろうにゃーと思ったのですが、やはり筋肉痛や筋を痛めることに対抗するには、筋肉という鎧をまとうことが最大の補強ではないかと思い、手首だけを重点的に鍛えてみんとす。
そんなことがあって、意識しながら指揮をしてみますと、想像以上に手首に負担がかかっていることが発覚いたしました。一番負担がかかるのは、瞬間的に強く振り下ろして、惰性で振り抜くのではなく、点で止めなければいけないようなとき。野球で例えるなら、バットを力いっぱい振り出して、ハーフスイングで振ったと判定されないギリギリでピタと止めなければならないような時です。流れるように棒が動く時は無問題。こんなこと気にしなきゃいけない時点で、昔の自分とはもう違うんだなぁと遠い目になりにけり。
さあどうなりますか。今のところ再発はしていないですが、気にしながら振るのも嫌だし集中できないので、根本的な解決を図りたいところです。
音楽家は
肉体労働なんだなぁ。
けつを