プロ野球ドラフト会議に改善要求を突きつけたい

2017年のドラフト会議、終わってしまいました。今年も指名されませんでした。自宅で携帯電話を前に待機していたのに無念の極みであります。

ところで、ドラフト会議で一つ改善していただきたいことがあるのです。指名が競合した場合、くじ引きになるではないですか。あれ、抽選箱から封筒を選んだら、アシスタントみたいなお姉さんが封筒を開けてくれて、全員が抽選箱から引き終わるまで待つじゃないですか。で、「それでは開けてください」みたいなアナウンスがあって全員封筒からくじを出して当落を確認するわけですが、誰かがゴソゴソやっている最中に「よっしゃあ!」みたいなリアクションで結果が分かってしまったり、まだゴソゴソやってるのに「外れた……」みたいなリアクションしたり。これは当落の緊張感を味わい、天国と地獄の境目を目撃する瞬間としてはあまりにぬるすぎで、興醒めでありますので、どうにかしていただきたいと思う次第です。

なぜこうなるかというと、見ている限りでは

・封筒が上手く開けず、中のくじを取り出すのに時間がかかる輩がいる
・封筒の中のくじを上手くつかめない輩がいる
・指が乾燥していてくじを上手く開けない輩がいる
・くじがどちらから開くか分かりづらく、折り目の方を開こうとする輩がいる

だいたいこんな感じです。そうこうしているうちに先にくじを開く輩が現れ、くじの中身を見る前に決着という、実に寒い光景が毎年のように繰り広げられており、もうげんなりです。

ご本人の名誉のために名前は伏せますが、某O川監督の当落勘違い事件もこのせいで発生したわけです。外れくじの模様を見て当たりと勘違いしたO川監督が満面の笑顔で渾身のガッツポーズをしたおかげで、金本監督はくじを開くこともせずに外れだと思い込んだのですね。人間、思い込みはとても怖いものです。じゃあもし本当に手違いでそのままヤクルト球団が交渉権を得るなどということが万が一あったらどうなっていたのか。大問題ですよこれは。

これを改善すべく、上記の理由を一つ一つを潰していくのは非常に面倒であります。しかしながら、下記のようにすれば一挙解決となるのに、何故しないのでありましょうか。解決策は実に簡単。

・くじを開く直前までモーションを進め、全員準備が出来るまで待つ

これだけでしょう。後はくじを開くだけというところまで歩を進め、「開いてください」の合図でくじを開ければ良い。それだけ。そうすれば全員が同じタイミングで結果を知ることが出来、フライング的な寒い感じにもならない。こんな簡単なことが何故出来ないのか。NPBは一体何を考えているのか。いい年した大人がちまちまくじ引きをする光景をマスメディアを通じてとんでもない人数に見せるということはどういうことなのか。きちんと考えていただきたい。見せるからには楽しませた方がよいでしょう。そういった配慮をしないのであれば、テレビ中継などしない方が334倍ましだと思うわけです。ですので、これは事故防止と、人に見せるという両方の観点から利点のある行いであると言えるのではないでしょうか。

ここまでやって、なおかつ外れくじを当たりくじと勘違いしてガッツポーズしてしまうO川監督のような人が現れれば、それはもうエンターテインメント。生粋のエンターテイナーとして拍手喝采で讃えるべきであり小川監督最高だぜ。

来年は指名が来ることを祈っております。