宇宙というこれ以上ない広い空間を舞台にした映画なのに、まぁ狭いのなんの。という逆転が良い。
最初から最後まで緊張しっぱなしで、とにかく胃に悪い。僅差でリードしているベイスターズの試合を見ているような気分。(こんな気持ちで試合を見ているのです)
劇中の誤ったシークエンスに対する正しい知識のガチの解説も面白かったです。
映画ゼロ・グラビティについて | 宇宙技術開発株式会社
https://www.sed.co.jp/tokusyu/gravity.html
面白かったんだけど、原題が「Glavity」なのを邦題で「ゼロ・グラビティ」にしちゃダメ。これやった担当者はアウティですよ。意味が真逆になるばかりか、ラストの意味がまるでなくなってしまう。どういうテーマなんだろう、単に宇宙を見せたいだけのはずないよねと思って観ていたんですが、ラストのあれがやりたかったわけですよね。だったら変更しちゃダメでしょう。
グラビティじゃインパクトないし、映画の内容が伝わらないから商業的に厳しいという判断なんだろうとは思いますけど、映画の意味を変えるのは愚策としか思えない。よくオーケー出たよなぁと。
どうせそんな違い誰も気にしないし、最後の意味だって気づく人ほとんどいないだろみたいな、消費者をバカにした商業主義が見え隠れするような気がします。
こういうことが多すぎて、メジャーシーンには絶望しているのです。芸術性、作家性よりお金が一番大事だから仕方ない!