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常に最高のポテンシャルを発揮するには

 しばらく音楽を聴かない期間を設けると、プロの演奏でもテンポやピッチ、縦の線の本当に微妙なズレとかが仔細に聞こえて気になるんですけど、オケの練習を毎週のように続けていると、それがだんだん分からなくなっていきます。これは耳がマイナスに補正されていってしまうんですかね。

 今週末、いよいよオケ再開なので、いくつかの録音や動画を再チェックしてるんですけど、昔の演奏は例えCDでもずれずれのことが多いし、演奏会の録画だとやっぱり生だからずれている箇所が多い。
 もちろん、それが悪いこととは思っていないし、そういうのも含めて音楽なので全然私はいいと思うのですが、事実として明らかにずれているわけです。

 でもこれ、コロナ前に当たり前のように指揮をしていたときはあまり気にならなかったような部分なんですよね。改めて聞いてみて、あれっとなっています。
 例えばクレンペラーのハイドン104番なんて、1楽章の序奏の部分、フェルマータの後とか出だしが揃ってない。我慢しきれずに出てしまっているヴァイオリンがいるし、色々ずれてる。
 他にも、単に、うおっ、すげー! と思っていた演奏も、実は合ってないところが多かったりします。それでももちろん超名演であることには変わりありません。
 最高峰のオケでも合わないところは多々あるんだから、クラシック音楽を演奏するのってやっぱり簡単ではないんですよ。でも、それを恐れて後ろ向きになってはいけなくて、常に自分の最高の演奏を目指して攻めた演奏をしていくのが大切だと思います。

 少々話がずれましたが、この感覚が鋭い(と勝手に思っている)状態を保てれば、より精度の高い合奏が出来ると思うんですけど、どうしたらいいんでしょうね。どうしてもずれが気にならない方向に行ってしまう。保とうと意識し続けるしかないですかね。

 さて、いよいよ復帰です。長期休暇を経てレヴェルアップして頑張りたいと思います。

なんの根拠も無い

 完全に愚痴なんですけど、今日、今後オケの練習で使う予定のホールから電話が来ました。あれ、使用料の支払い忘れてたかなと思って話を聞いたら、

・オーケストラの練習の時、指揮者はマスクとフェイスシールドの両方の着用が必要
・マスクのみの場合、指揮者は周囲と5mの距離を保つようにというお達しでした。(指揮者だから電話がかかってきたわけではなくて、申込者だからです)

 いや、感染者が増加しているし、警戒するのは分かります。するにこしたことはないでしょう。だからまぁ分かるし、感染増加でまた利用禁止なんてことになるより、言われた通りにして練習をした方が余程ましです。
 それでも、それでも私はやはり納得はできないわけです。
 今、全世界のオーケストラが検証し、科学的見地からの対策を提示している中、どう考えてもおかしな対応でしょう。
 マスクに加えてフェイスシールド!? 5m!? プロの歌手だってノーガードでもそんなに飛沫飛ばねえって実証されてるだろ!!! 指揮者がそんなに飛沫飛ばすかよ!(飛ばします) 何言ってんだ!? バカヤローッ!(延髄斬り)
 どの情報を参考にして、どういう判断でそうなったのか示していただきたいです。
 お役所仕事って本当に本当に嫌いです。いや、嫌いなのはお役所仕事というより、上にいる権力者たちの果てしない阿呆さ加減ですね。
 義務なら仕方がないので従いますが、根拠は伺ってみるつもりです。

18億円vs100万円

格付けのヴァイオリン、Aを聞いた瞬間にこっちが正解ってのは分かったんだけど、それよりもBの音大生が上手でびっくりしたよ。
18億円のストラドを弾く尾池さん(懐かしい……。やっぱり有名になったんだねぇ)に対して、100万円の安物ヴァイオリンを弾く音大1年生という構図だけど、劣っていたとは思わなかった。すごいぜ。

ブラ2ショック!

 ブラ2の4楽章の最後に咆哮する金管、ずっとホルンだと思い込んでいたんだけど、ブラ2をやるので改めてさらったらトロンボーンであることが発覚。
 なんでホルンだと思い込んでたんだろう……。
 地味にショック。

黒船室内管弦楽団 第9回定期演奏会

 黒船室内管弦楽団、第9回定期演奏会が終わりました。
 今回は本番2ヶ月前くらいから色々あり本当に運営周りの皆さんの苦労が偲ばれる本番でした。

 ギリギリまで、今回はついにダメ出しをしなければいけない回かもしれないと思っていたのですが、 続きを読む

メゾフォルテ

 “mf”や“mp”を当たり前のように「メゾフォルテ」「メゾピアノ」と教えられてきたので疑問を持たなかったのですが、発音として「メゾ」は違うんじゃなかろうかと、ふと思った。そもそも「メゾフォルテ」は海外で通じるんだろうか。
 “mezzo”なのだから「メッゾ」「メッツォ」と教えた方がいいんじゃないか。
 もっと言えば「“mf”は“mp”より強く“f”より弱い!」じゃなくて、原語の意味からきちんと教えた方がはるかに音楽的理解や考察が深まるのでは。
 “mezzo”は「半分」という意味であって、ではどうして“mf”という記号が作られたのか、杓子定規に“f”の半分で演奏すればいいのか、“mp”は“p”の半分になってしまうんじゃないのか等を考えた方が音楽が楽しくなると思うのです。

肘の裏

 年明けから指揮棒の持ち方を色々と変えながら工夫しておりました。

 指揮棒の持ち方についてはいつもいつも色々と試行錯誤していたのですが、今回の形がようやく確定版になりそうです。(と思いながら何度変えたことか……)

 意外と(どころか全く)知られていないのですが、指揮というのは棒の持ち方ひとつで振り方がだいぶ変わります。指揮スタイルを左右するとすら言っていいと思います。

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クイーン・ドリフターズ

クイーンってドリフに例えると、

フレディ→志村けん
ブライアン→いかりや長介
ロジャー→加藤茶
ジョン→高木ブー

かなぁ。4人だから仲本工事がいないや。

黒船室内管弦楽団 第8回定期演奏会

 先日の黒船のアンケートをようやく読む。回収率高し、かつ絶賛ばかりで嬉しい限り。

 クラシックの宿命か、高齢の方が多いが、あれくらいの年代の方は若い頃にクラシックをレコードで聞いて育った世代。だから、カラヤンだとかの巨匠、ベルリンフィルだとかの世界最高峰のオケが比較対象になる。それでも万雷の拍手を頂けるのは、ひとえに団員の皆さんの努力や気持ちの賜物。指揮者はこういう音楽をやろうと身体で表現して導く係であり、実際に音を出すのは奏者。指揮者というのは本当に不思議な立ち位置で、指揮者がどんな有名人でも、奏者が音を出さなければ音楽は成り立たない。だから本番は奏者の力あってのもの。

 とはいえ、褒められればやはり嬉しいものだ。毎回アンケートに開演前の話、指揮のどちらにもお褒めの言葉が書いてあって、とても励みになる。

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