日本劇伴交響楽団のアニメシンフォニアの未確認情報がガセかと思ってたらガチだったでござる


 怖いさすが某掲示板こわい。

 少し前に日本劇伴交響楽団、アニメシンフォニアの進撃の巨人演奏中止問題について某掲示板へ未確認情報が投稿され、一部でざわ……となっていたのでありますが、ここにきてそれが事実であることが判明いたしました。マジか。

 前回の記事はこちら。

【追記あり】日本劇伴交響楽団のアニメシンフォニアが進撃できなかったとかなんとかいう話を聞きました
http://blog.185usk.com/2015/07/post-101681.htm

 なんかもう面倒なので終わったら見に行こうと思ったのですが、意外や意外、16,000PVという、当ブログ開始以来最大のアクセス数になってしまいましたので、一応追っかけなければならないかなという気になったので続きを書いてみました。ジャーナリストの使命ですよこれ。ジャーナリストじゃないけど。助けて池上さん!

 さて、今回の発端となった未確認情報はこちらであります。

 何らかの圧力などでトゥイートが消えたりするといけませんので、文字に起こしておこうと思います。なんて親切なんでしょうか。市原指揮者の親切心は五大陸に響き渡るで。

3月 無断で進撃を交響曲に編曲し開催しようとしているのをポ○キャが知る
4月 一貫して編曲と編曲楽曲の演奏中止を申し入れ

7月8日 強行突破しようとしていたので差し止めの仮処分申し立て
7月15日 裁判所に認められ中止を命じられた

 まぁこの時点ではガセネタの可能性が非常に高いですし、へぇ、ふぅん、そうなんだ、よかったね! 程度で済ませておくべきことであろうと思います。

 ところがですね、7月30日になりまして、書き込んだ本人という方が、証拠となり得るメールのスクリーンショットをTwitterにアップするというガソリンが投入された模様です。

 許可をいただきましたので、何らかの圧力などで消えることがないよう、画像を転記しておきます。

150731a

150731b

 このスクショだけですと、捏造だという言い訳ができそうなのですが、なんともうひと方、同じく問い合わせを行ったという方がおりました。

 お二人とも主張が合致しておりますので、万が一知り合い同士による策謀でない限り、これはもう間違いない情報と考えてよろしいかと思います。さらにこんな追記が。

 時系列でまとめるとこうなりますね。

3月18日(水) ポニーキャニオン音楽出版(以下ポニーキャニオン)が劇伴響の動きを察知
4月20日(月) ポニーキャニオンが劇伴響へ編曲、および演奏中止を申し入れ
7月8日(水) ポニーキャニオンが裁判所に編曲、および演奏差し止めの仮処分申し立て
7月15日(水) 裁判所がポニーキャニオンの申し立てを承認。劇伴響へも通知される
7月17日(金) 劇伴響が進撃の巨人の楽曲演奏中止をお客様へ告知
7月20日(月祝) 公演本番
7月27日(月) 沈黙を続けていた劇伴響の公式アカウントが更新される

 もうね、インド人どころかダルシムもビックリですね。私の価値観からはアウトですよこれ。4月20日から7月17日まで劇伴響は何をしてたんでしょうか。権利元からやめてくれと言われているのにチケットを売り続けたのはかなーりヤバいんではないかと思うのですが。少なくとも、お客様に告知をする猶予はありましたよね。

 裁判所が出てくるってよっぽどのことなんですよ。普通は出てこないです。私も一応著作権周りの実務に関わっていますので、色々調べたり見聞きしたり当事者になったりしているわけですが、経験上、著作権周りで一発アウトってまずないです。もし一発アウトがあるとしたら、誰がどう見てもアウトな犯罪方面のお話です。大抵、その前に話し合いなどが持たれ、何らかの手打ちが行われるものです。

 今回の件ですが、ポニーキャニオンのメールから推測いたしますと、劇伴響は再三に亘る申し入れを無視しただろと。常識が欠落した酷い対応があったのではないかと。そう周囲から思われても仕方がない感じがいたします。

 そんな劇伴響ですが、なぜか公演終了後、沈黙をしておりました。ああ、大変な問題だから対応とか忙しいよね、きっと丁寧な謝罪とか来るに違いないよねと進撃の巨人ファンの皆様が怒りを抑えながら次の一手を注目する中、1週間待たせたうえで満を持して発表した声明がこちらになります。

 バカなの?
 死ねよ。氏ねじゃなくて死ね。
 まったく反省してないだろ。
 第2回やる気なの?
 解散しろ。

 そんな怨嗟の声を多数目にいたしました。心が痛いです。しかし、それもやむなしであろうという、被害者(敢えて言いますが)の方々の気持を逆撫でする綺羅星のごときトゥイートの数々。うおっまぶしっ。眩しすぎて失明しそうです。私もこれくらい肝の座ったトゥイートができる器の大きな漢(おとこ)になりたいものです。

 心に染み入りました、って別にお前らを満足させるために金払ったんじゃねぇから!

 と仰っている方がいたようですが、それは当然でありましょう。アマチュアじゃないんですから。しかも問題を起こしておいて心に染み入るもクソもないでしょう。

 ああ見守るさ。二度と悪いことができないようにするための監視だがな!

 そう言ってヲチ対象にされている方もいらっしゃるようです。それだけのことをしてしまったという事実に気づかなければ、次の活動は難しいのではないでしょうか。

 ここまで来てしまいますと、もはや返金しただけでは済まないのではないだろうかと心配になってきてしまいます。謝っているようで、一貫して決して謝ってないんですよね。泥沼に顎まで浸かっているような危険な状況です。一刻も早くレスキューしなきゃ。誰か早く。

 ただ、演奏中止のお知らせもそうですが、今回の件を取り巻く発表などを見ていますと、劇伴響にはきちんとした文章がかける人材、問題を解決に導ける人材、他人の心を推し量れる人材がいないのではないかなと、そんな余計な心配をしてしまう優しい市原指揮者でありました。

 そんな中、我らが大澤親分が含蓄のあるトゥイートを披露されていたのでご紹介いたします。

 いや、もうね、ほら、劇伴響はたまたま対応に失敗しただけであって、ドス黒いとかそういうことは全くないですし、他にこんなことしている団体は無いと思いますし、あるわけないはずなんですけども、お客様に音楽を届けたいのではなくて、あくまで金を運んでくるツールとしてアニメやゲームの音楽を利用しているというケースがあったとして、万が一あったとしてですよ、体裁が取り繕われていれば、何も知らないお客様は気づけないんです。言ってみれば搾取の構図なんですよ。怖いですね。というようなことを大澤親分が申しておられるようです。あっ、曲解ですか?

 あと、私が一つ気がかりなのが、商標の問題は大丈夫なのかというところでしょうか。

 今回、劇伴響は「進撃の巨人」という名前を使ってチケットを売ったわけです。当人たちが認めなくとも、その名前で買った方がいる以上、そこは間違いないでしょう。私は商標については勉強不足なので確信が得られないのですが、それを前提にお読みください。

 「進撃の巨人」自体は講談社により出願されており、2015年5月22日に商標として認められた模様です。出願の区分を見ますと「チケット」はないようですので大丈夫かと思いきや、「パンフレット」という項目がありました。当日有料で販売していたパンフレットに「進撃の巨人」が掲載されていたという情報がありますので、えっ、これは商標権的にアウトではないのですか? などと思ってしまうのですが、どうなんでしょうか。詳しい方に聞いてみようと思い、私のブログを引用してくださった栗原先生にご挨拶がてらリプライしてみたのですが、質問はスルーされて無念の極みです。ガチの専門家の方ですから、無料で聞こうというのがムシのいい話だったかもしれません。いやホントに。誰か詳しい人教えてください。

進撃の巨人オーケストラ演奏キャンセルの件を著作権的に検討する
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kuriharakiyoshi/20150725-00047867/

 とにかく、あれなんですよ。現在進行形でマルチメディア展開しているような巨大な人気コンテンツを扱うのってめちゃくちゃ大変でセンシティブだと思うんですよ。その辺を、ゲーム音楽のコンサートはできたから大丈夫だろうという勘違いから出発してしまったのではないかなと、そんな気がいたします。

 話が戻りますが、メールを読む限り、ポニーキャニオンとしては、今回の件で発生した責任は劇伴響が取るべきであるという考えのようです。単に権利の都合による演奏中止であり、どこにも責任はありませんという感じではないですよね、少なくとも。

 経緯が不明瞭であった頃はまだしも、こうなった以上、劇伴響は返金しない根拠を「自分たちこそ被害者であるから」とする以上、劇伴響から見た経緯を明らかにし、お客様に申し開きをしなければ誰も納得しないことでしょう。現時点ではポニーキャニオンに理があるという状態です。こうなってきますと集団訴訟などといった方向性も考えうる範疇に入ってこようかという勢いです。最初にも述べましたが、裁判というのは最終手段なので、そのような物騒な方向に行かないといいなと思うのですが、被害者の方々の無念さを晴らす場というのは、少なくとも必要なようにも思います。

 時間とともに鎮火するだろうと思っていたら、土壌に可燃物が埋まっていた感じになってきております。大変ですが、どうにか立ち直ってほしいなと心の底から願うものであります。劇伴響のみなさん、くじけずにがんばってください。

 本件は引き続き注視していきたいと思います。あと、タレ込みお待ちしております。お問い合わせフォームからどうぞ。