偽中島みゆき事件はそれはそれで趣があると思いました


 面白い事件もあるものですね。

帯広柏葉高:卒業式の中島みゆきさんのメッセージは偽造
http://mainichi.jp/select/news/20150305k0000m040019000c.html

 誰が何の目的でやったのか興味深いところです。手紙には第三者が知り得ない事実が記載されていたとの事で、学校関係者、生徒、父母、事務所関係者のいずれかであると推測するのが自然でしょうか。

 事務所からは遺憾であるという談話が発表されておりますが、勝手に名乗られたので遺憾という他ないだろうとは思います。学校側からも残念だという話が出ております。双方不快感を表明しているわけですが、何と言うか悪意を感じないんですけどね。

 愉快犯とか、騙してほくそ笑んでいるというよりは、卒業生のためにやってしまいました的な雰囲気を感じます。いや、分かりませんけどね。単なる嫌がらせかもしれませんし。

 いずれにせよ、こういった想定しない事態を嫌なものであり、排除しなければならないものであると捉えるのは、私にはあまりないなぁと思ったんですね。

 教頭が

「卒業生に嫌な思い出にしてほしくないが、残念だ」

 と語っておりますが、私なんかは嫌な思い出どころか、インパクト十分で一生記憶に残る卒業式になっただろうなぁと思う次第です。

 ひょっとしたら、今この時は何となく嫌な気分になっている可能性も否定しませんが、5年後10年後になったら人生におけるネタにしかなりませんよ。というか、これから出会うであろう誰に話しても興味を惹ける鉄板のネタでしょうし、そんな稀有な経験を共有する友人というのはいいものじゃないかなと思いますけどね。私は友人いませんけど。

 少し例えがずれるかもしれませんが、CDを買ったとしましょう。自分の買ったCDの盤面に印刷ズレがあったとしましょう。私はそれを不良品ではなく、何万枚も存在するうちのレアなものだと思うのですが、人に話しても理解してもらえた事がないので少数派なんでしょうか。再生に支障があるようなものは別ですが。

 何事も計画通り、イレギュラーが発生しないというのは、それはそれで安定をもたらすので悪い事ではありませんが、何が出るのか分からない、出たとこ勝負みたいな方が楽しいですね。結局は考え方一つなのではないでしょうかね。

 クラシックの指揮者に向いてないというご意見はスルーで。