ブログをやっていて無意識に意識していたことなど

 メルマガを始めるにあたり、色々と浮かんだのでちょっと追加で書いてみます。

 人というのは基本的に、「何を言っているか」より「誰が言ったのか」が重視されるように出来ているようで、全く同じ事を言ったとして、有名な人の言葉に感動する人はいても、無名な人の言葉には興味を示さないもののようです。

 人間の心理として仕方のないところであろうとは思うのですが、私は共感できない部分でして、有名だろうと無名だろうと言葉の意味、価値は同じであるはずなのですね。前者なら受け入れ感動するというのは、物事を自分の頭で考えようとしていない、自ら思考停止を曝け出しているだけであろうと思うわけです。

 見てくれの美しさや装飾に目を奪われず、無駄を排した際に見えてくる物事の本質を判断して行動していきたいというのは私が常々心がけている事でありますので、情報は慎重に見ているつもりではおります。それ故に、所詮一個人が限られた時間で思考しながら受け取れる情報量には限界があって、Twitterのフォロワーを増やさないとか、そういう意図があったりします。いや、単純にめんどくさいからなんですけど。

 ですから、無名なうえにどうしようもない記事しか書かない私のブログを見に来てくれる人は少ないのは当たり前の事ですし、好きでやっているだけなので別にそれはいいのです。多くの方は私にゲーム音楽的な要素を求めているのかもしれませんが、私は別に「サブカル界隈で有名な人」になりたいわけではないです。そんなのは興味が無いです。そもそも「サブカル界隈」ってなんだそれとか思ってるタイプなので。個人的なスペースですし、文章を書くのは好きな方なので、書きたいと思った時に好きな事を書いているだけです。

 しかしながら、無名でもアクセスを増やしたいと思った際に有効なやり方が一つあって、それは「煽る」事なんですね。嘘でもなんでもいいから過激なタイトルをつけて告知すれば、それなりに人は見に来るんです。他人の欲望を刺激すればいいんです。

 いつだったか「電車でパンツが見えそうになった」的なタイトルの記事を書いた事がありましたが、あの時のアクセスは普段と比較して驚くほど多かったです。内容は完全に釣りですし、分かっててやったんですけど、これほど威力があるとは思っていなかったので、そういう事なのかと思った次第です。あったあった、これですね。

電車内でパンツを見せられて困りました
http://blog.185usk.com/2014/07/post-40887.htm

 ネットのまとめサイトのタイトルがやたら攻撃的だったり、扇情的だったり、内容と乖離していたり、虚偽だったり、放送事故だの、これはヤバいだの、非常に下卑たものになっているのは、そういう理由が間違いなくあるのだろうと。一度やると後に引けなくなると思いますよ。それをやらないとアクセスが落ちるんですから。どんどん過激にしていくしかない。麻薬みたいなものでしょう。

 でもね、私はそれはやってはイカンと思うわけです。まとめサイトは割と見ている方だと思いますが、その辺の関係で見ない事にしているところがいくつかあります。悪貨は良貨を駆逐するを地で行ってしまっては良くないと思うんですよね。

 だから、最近頻度が落ちてますが、無意味に煽らない、嘘を書かない、書きたい事を書く、といったところを今後も緩々と続けていければと思っております。それも絶対目標などと構えるのではなく、自然に。

 要は読む人に対して誠実であるべきであろうと思うんですよ。100%遵守できないと思いますけども。他者の批判、非難はしますが、少なくとも不誠実ではないと思っております。それは私個人の意見ですから、誰にも邪魔されるいわれはありません。当たり障りの無い事だけを書くのも興味ないですし。ぶつかり合いはいいんじゃないでしょうか。

 そんなわけで、煽りとは無縁の品行方正、大変平和な当ブログを今後ともよろしくお願いいたします。あとメルマガもよろしくお願いいたします。