BGMフィルを応援してくださいと安易に言わない理由について


 先日「BGMフィルのコンサートにガッカリした」という方がいらっしゃいまして、うわあ申し訳ないと思ったのですが、話を聞いてみると、どうやら別団体の事をBGMフィルという名称で誤認されていたようで安心しました。どこと間違えていらっしゃったのかなぁ。

 ともあれ、新日本BGMフィルの公演がクソだったという話じゃなかったので良かったと胸を撫で下ろしたのではありますが、しかしながら問題点も浮かび上がってくるよなぁと。

 どうもその方は、旧BGMフィルの名称募集や、演奏曲募集にご応募された経験がおありだそうで、つまり私が立ち上げた最初期から日本BGMフィルの事をご存じであった方なわけですね。そんな方をもってしても、BGMフィルが解散した後、新日本BGMフィルとして新たに誕生した事をご存じではなかったという現実を知り、これほどインターネットが発達した社会であっても、情報の伝達とはいかに難しいものかと思った次第です。

 そもそも私は人に売り込むといったプロモーション的なものが下手な事は自認していて、いや、下手と言うよりも自分の気持ちに反する事はやりたくない、やらないという大変に狭量な人間でして、アレコレやり方は色々と分かっているのですが、実行していない事が多いのですね。

 大原則として、私が生きていく中で重要視している事に「自由」がありまして、自分の利益のために他人の自由を奪うという行為については、強く敬遠してしまうきらいがあります。そういう臭いを感じる事は頭が拒否するのですね。例えば

◆Twitter等のプロフィールに「BGMフィルを応援しています」などの文言を書かせる

 これをやると、ああ何だかたくさんの人に支持されてるんだなと周囲に思わせる事は出来そうですが、所詮印象操作です。私の基準では無しです。

 よく覚えていないのですが、ここ数年、あからさまにやってるだろそれ的な事例を目にしたような記憶がありまして、ものすごく気持ちが悪いなと感じていたような事をおぼろげに思い出しました。なんでしたかね。

 そんなものは問題視する方が異常だと感じる方が8割以上だと思いますが、他人のTwitterのプロフィール欄を自分の宣伝の為に使わせているわけで、私は決してそうした手法は用いないですね。

 私は旧BGMフィルの方々に対してですら「プロフィール欄にBGMフィル所属と書いてください」とは一度たりとも言わなかったくらいです。書くか書かないか決めるのは自分自身です。もちろん、自発的に書く分には問題ない事は言うまでもありません。

 それから、他人を騙すような手法も使いたくありません。例えば、

◆業者に金銭を渡してトゥイートをRTさせる

 こんなのは論外です。自分でやっておきながら、結果としてのRT数だけ見せて「こんなに多くの方にRTされていてビックリしています! ありがとうございます!」などというお寒いマッチポンプ芸を披露するなんて、正常な思考回路の人間にはとても出来ないのではないかと思う次第です。RTしているアカウントの大半が、ほぼ同日の近しい時刻にスパムアカウント(しかもアダルトや出会い系の)からだなんて、恥ずかしさのあまり死にたくります。マッチポンプ人間より、金魚を呑みこんで無事に吐き出す人間ポンプおじさんの方が888倍くらい好きです。

◆業者に金銭を渡してホョロワーを買う

 言うまでもなく論外です。数日で突然1,000件単位で増えた事例を目にした事があります。効果あるんでしょうね。なんかたくさんホョローされてる! すごい人なんだ! とコロッと騙されてしまう人は意外と多いものなのでしょう。騙されないようにしたいものです。

 とまぁ、上記のような例に挙げたような事をやるのが悪い事だとは言うつもりはありません。考え方は人それぞれですし、好きにすればいいでしょう。違法でもありませんし、何とも思わない方が大半だという事は認識しています。ただ、少なくとも私とはまるで合わないというだけの話です。

 ただし、こういう事を平然とやるという事は、つまり自分の為に他人を利用する事が平気な人間であったり、自分の為に他人を騙す事が平気な人間であると私は判断しますので、何においても信用が出来ません。一見いい事を言っていても、必ず裏に何かあると。そして、信用できない人とは付き合えません。

 そういった手口を駆使するのが一流の経営手腕であると言うのであれば、私は二流三流四流五流で構わないと思っておりますので、そのおかげか、なかなかすぐに結果を出せないのかもしれないという側面があるのかもしれないなぁと思ったわけです。

 なんて事を書いてみたのも、先日のイチロー選手のマーリンズへの入団会見で、ある一言があって、「あ、同じだ」と何かがボンヤリ見えたからだったりいたします。自分とイチロー選手の考えが同じだと言うのはあまりにおこがましいのではありますが、引用いたしましょう。

イチロー「応援よろしくとは絶対に言いません」…イチ問イチ答
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150129-00000283-sph-base

―日本、アメリカのファンへメッセージを。

 「これは質問ではなくて、お願いですね。そして一番、僕が苦手とすることの一つです」

「新しい場所に行って、新しいユニホームを着てプレーすることに決まりましたが、これからも応援よろしくお願いします…とは僕は絶対に言いません。応援していただけるような選手であるために、自分がやらなくてはいけないことを続けていく、ということをお約束して、それをメッセージとさせていただいてもよろしいでしょうか」

 これなんですね。

 常々「応援よろしくお願いします」、「応援してください」、そういった言葉は自分から言う事ではないと感じていて、ただ自分は自分のやるべき事をして、お客様にそれを見て判断してもらう。人様から応援していただけるような活動を続けていく。そして、それを重ねていく。ただそれだけがやるべき事ではなのではないかと思っているわけです。応援するかしないか決めるのはお客様であって、自分からお願いする事ではないでしょう。

 とはいえ、私はイチロー選手のように超一流の人間ではなく、社会人として、そして人として最下層に位置するような者ですから、やっぱり言ってしまう事があるんですね。近々ひっそり公開される、ある動画でも言ってます。つい言ってしまいました。言葉として便利ですし、言いやすいんですよ。しかしながら、それを言うたびに何か心に引っ掛かるものがあるのも事実で、なんだイチローも同じだったのかと思ったら少し心が軽くなったなと。ふふん。

 プロが「プロにタダで仕事を頼むなんて許されない!」などとネットで喚いているのを見ると、なにいってだこいつという気分になるのも、この辺りに一因がありそうな気がしてきました。そんな事を自分で言うのはプロじゃないだろと、そういう事なんでしょう。

プロが「俺はプロなんだからこう接しろよ」と言う事の是非について
blog.185usk.com/2014/06/post-07806.htm

 もちろん活動の宣伝はしますよ。人にオススメしたいと思える事ですから。他人に宣伝出来ない、もしくは宣伝しなくてもいいやと思うような活動はやめてしまった方がよいでしょう。だからこそです。

 こんな感じで、相当ひねくれているのではありますが、日々出来る事をやりながら一歩一歩進んでいきたいと思う所存です。

 ちなみに、けつおけ!のコンサートは2月7日(土)です。皆様奮って渋谷にご参集ください。(宣伝)