渋谷のデモ行進が不快すぎました

 先日、好天の渋谷でいい気分で歩いていたのですが、公園通りでデモ行進をしていたのですね。それもかなり長い列で。

 まぁデモは言論の自由という事で、きちんと警察に届け出をしたうえで認められた権利なわけですけども、あの規模のデモに巻き込まれたのは初めてでした。思った事はたった一つ、

 主義主張の如何に関わらず醜悪すぎる。

 という事でしょうか。

 デモの内容は原発反対だったのですが、内容はどうでもよくて、単に不快すぎました。原発に賛成しようが反対しようがそれは自由ですけども、なんですかあれは。

 先頭では巨大なサングラスをかけたラッパー風の格好をした若者が車の上に立って

「原発反対、絶対撤廃、YO、YO!」

 みたいなド下手糞なうんこ日本語ラップを頭がガンガンする音量で得意げに叫んでおられまして、お前の頭の中がお花畑なのはよく分かったから今すぐそこから前方に転落して吉良良影の末路みたいになれよなどと思わないでもありませんでした。信号待ちでずっと聞かされてあんまりイラッと来たんで「うるせぇぞ黙れ!」と叫んでしまったなどという事は決してございません。喧嘩はよくありません。

 かなり多くの団体が参加していたようで、それぞれ色々なやり方で原発反対を叫んでおられましたが、ドンドコドンドコ太鼓を叩いたり、全く統制感なくスローガンを叫んでいたり、ああ、きっと北斗の拳の世界のエレクトリカルパレードってこんな感じなんだろうなと世紀末に想いを馳せてしまいました。

 中でも大変不愉快だったのが、政治的判断なんて出来ないような年齢の子供まで巻き込んでるんですね。その子、絶対理解してないだろという。子供は親の道具じゃないんですよ。政治活動のネタじゃないんですよ。不愉快極まりない。

 しかしデモってなんなんですか。何か効果があるんでしょうか。あんなもので、主張に興味が無い、もしくは反対である人を取り込めるとは到底思えないのですが。同志(笑)の馴れ合いや自己満足なんですか? いや、そりゃ国民が一丸となって怒って何万人という規模のデモなら少しは意味があると思いますけど、大した本気度も感じられない人たちが集まって白昼に道を封鎖してエレクトリカルパレードをやられても、この人たち大丈夫なのかなと心配になるのが関の山でした。

 ともかく昼下がりの心地よい時間をふいにされた本当に最悪なひと時だったと。少なくとも日本において稚拙なデモで世の中が変わるなんて事はないだろうと思いましたし、バイキング打ち切り要求のデモなら飛んで行って参加したいと、そう思いました。