派手でイマイチなラーメン屋と地味で美味しいラーメン屋があるのですが 〜前編

 私が最近よく行く家系ラーメンの店があるのですが、その店はつい1ヶ月ほど前に発見したのですね。

 その店から20mくらいの距離にもう一軒家系を名乗るラーメン屋があるのですが、そちらの方は大通りに面していて、店構えも派手なのです。私も今の店を発見する前はそちらに行っていたのですが、白濁したコッテリ系のスープで、私からすれば所謂「偽家系」と言わざるを得ない店なんですね。

 茶色ではなく、白濁した白いスープは壱六家系列の分家ではないかと思うのですが、そもそも壱六家自体家系と名乗っていますが、家系の家系図からは外れている存在であり、家系とは少し違うものではないですかねと思っている次第です。

 その分派の本家である壱六家はまだよいのですが、壱六家系のスープをさらにコテコテにしたような家系が都内を中心に跋扈しておるようで、それを正当な家系ラーメンだと思っている方が多数いらっしゃるであろう事に若干の悲しみを覚えております。本当に家系なのか、勝手に家系を名乗っているだけなのか、二郎よろしくどこで修業したのかを明確にしていただきたいものです。

 本来の家系のスープというのは茶色くてあまり濁っておらず、半ば澄んだスープなのですよ。ギトギトコテコテにして醤油とんこつだから家系でございなどというのは違うものであると。そう思うわけです。

 まぁ本流だろうと分派だろうと、美味しければ何でもいいのですが、最近よく目にするギトギト白濁スープの家系は、スープが主張しすぎていて途中で飽きがきてしまいます。それに対して本流の家系は最後まで飽きずに食べられる。言ってしまえば好みの問題でしかないのですが、私は白濁系はどうしても好きになれず、本来の家系を真面目に作っているお店に好感を持つ次第です。

 とはいえ、本家本元である吉村家は好きじゃないんですよね。むしろ嫌いです。なんであんなに並んで食べなければいけないのか。過去に二度行った事があるのですが、一度目はイライラがMAXに到達し、その苦労に報いるほどの味ではないと思い、二度目は美味しくないので麺を残して席を立ちました。家系で残したのはそれが最初で最後です。それ以来吉村家には行っておりません。行列ができているのを見るだけでイラッといたします。

 あと、吉村家の近くに横濱家という家系の店があり、横浜駅から徒歩圏内に全部で3軒もあるのですが、店舗数が多いから美味しいなどと勘違いすると痛い目に遭います。家系の中でもクオリティの低いチェーン店と言わざるを得ないでしょう。

 また、正統家系の中では有名で、かなり古い部類に入る六角家もいけませんね。2店舗行ったことがあるのですが、どういうわけかどちらも店員の態度が最悪で、二度と行くものかと思わせるものでした。我慢できない人は店員と喧嘩に発展しかねません。ではそのマイナスを味でフォローできるのかと言うと、そこまで美味しいわけではない。よって、イライラするなら行かない方がマシという結論ですね。

 色々書いてたら本来書こうと思ってた事と全然違う方向に行ってしまいましたので、次回に続きます。