主催者雲隠れ案件の中の人から説明があったようです

 先日ご紹介した件ですが、中の人による詳しい解説が出てまいりました。

オーケストラ・アフェットゥオーソ、「後始末担当」から見た「失踪」の話
http://sylph01.hatenablog.jp/entry/20140815/1408071600

 ひとまず、失踪したという二名の身柄はご無事で、何らかの事件に巻き込まれたなどという訳ではないという事のようで安心いたしました。いや、どちらも知らない人ですけども。

 また、Twitterにおいて代表二名の名前を晒した事につきましても理由が記載されておりまして、なるほどそういう事ですかと思うと共に、主催者なめんじゃねぇぞてめぇ晒してやるからな目にもの見せてくれるぞコノヤローダンカンバカヤローというマイナスの想像しかできない自分の心根の卑しさが浮き彫りになった思いであり穴があったら入りたい気持ちでもありましょうか。

 さて、全部拝読いたしまして、思った事は一つ。若さゆえですかねという事でしょうか。背後関係など全く存じ上げないのですが、主宰は(恐らく)未成年の大学生という若い二名だった模様で、そりゃあまぁ、まぁまぁまぁまぁまぁ難しいかもしれませんよねと。

 F氏につきましては、「連絡が取れなかった」ではなく「連絡を取らなかった」が正しいように思います。Gmail様のエラーというのは考えにくいですし、着信履歴も自らの意思で見なかったわけですから。さらに、自らが主宰する団体の運営について、連絡が取れなかったから何も動かなかったというのはちょっと言い訳にならないでしょう。能動態なのか受動態なのかの違いは大切であります。

 上記エントリーを読む限りでは、精神的な圧迫のあまり、現実を見られなくなってしまったのだろうとお察しいたします。どうすればよいのか分からなくなり、怖かったのだろうと思いますね。一種の現実逃避というやつですね。はい。気持ちは分からないでもないです。

 それにしても、M氏の「何も説明することはない」という開き直りとも取れる行動は不可解ですねと。はっきり申し上げまして、お前らうるせえよという逆ギレにも近い印象で、まだ白の逆転の目もあったオセロの盤上を、たった一手で全て黒に塗り替わるような、清涼感すら覚える、メントスとコーラを同時に食したかの如きすがすがしい行為であろうと思うわけです。このような発言が出るからには、それに至るまでに相当色々とあったのでしょうねと想像するほかありませんが、M氏の状況が心配ではあります。

 こうした事案は内部の方々がどのような気持ちを持っても当然に自由だと思いますが、外野は予断をもって判断すべきではないと思います。第三者は両者の言い分に慎重に耳を傾けるべきであって、それが出来ない以上、そうした出来事があったのですね、という程度に留めておくのがよいのではないかなと。いや、あれこれ言うのは自由だと思うのですが、誹謗中傷はやめた方がいいんじゃないですかねと思います。

 それにしても、メンバーの方々が主催者を責めるではなく、未だ受け入れ、共に活動をする気があるとの事で、大変に人格の出来た方々が集った素晴らしいオケだったのだなぁと思わずにはいられません。私だったら三行半をつきつけてトゥイッター、フェースブックなど各種SNSで血祭にあげ、出禁にして指名手配ですかね。いや、嘘ですよ。もちろん嘘ですよ。

 以下、担当者が音信不通という手段を選んだ事が一番の問題であるという事が前提の一般論になりますが、期日が決まっている仕事で音信不通者が現れた場合、早急に別の担当を立て、被害を最小限に食い止めるというのは組織運営上のリスクマネジメントとして必要なのですよね。

 前任に情けをかけるかけないではなく、どうあっても進めなければならない事であれば、そこは割り切ってどうにかしなければ、被害ばかりが日に日に増していく結果にしかならないわけです。

 ○○さんと連絡が取れなかったので、Aについては出来ていません。これはあくまで連絡が取れなくなった○○さんの責任であって私の責任ではありません。

 そりゃそうかもしれませんが、だからと言って遁走した○○さんが責任を取るわけでもなく、Aが出来ていないという事実は変わらず、期日は過ぎたので手詰まりとなり、何一つとしていい事がないわけで、全てにおいて不利益以外の何物でもないのですね。

 雲隠れした事を許し、その後も仲間として受け入れるというのであれば、それはよい事だと思います。しかしながら、組織運営上の対応としては、応急処置としてひとまず担当者を切り替え、戻ってきたらまた迎え入れればよい話です。人道的な話と、組織運営の都合はある程度切り分けた方がよく、それを同一視してしまうと、非常時に組織は機能不全を起こす事となり、前に進まなくなるわけです。船から漕ぎ手がいなくなってしまったら、代わりに誰かがオールを漕ぎ続けなければ遭難を待つだけとなってしまうのは必然です。まぁ潮に流されて運よく無事漂着する事もあるでしょうが。

 とまぁ、上記については一般論としてであり、今回の件を批判する意図ではありませんので、その点はご理解のほどお願いいたします。実際、担当者が緊急入院で突然数ヶ月連絡が不能になるような事態ってあるんですよ。人生は恐ろしいですよ本当に。

 ただまぁ、正直なところ、私も同じようなミスを何度も経験してきたクチですので、共感できると言いますか理解できると言いますか。結果論ではありますが、アマオケ運営とはいえ、規模によっては平気で100万円以上の金銭が動くものでもありますので、未成年ないし学生のみに全てを委ねるのはリスクが高く、恐らく社会人経験のある大人も多数いらっしゃったでしょうから、いざという時に出てくる後見人のような形で見守っている方がいれば、最悪の事態は避けられたかもしれませんねという感じを受けたのは、何も知らない部外者としての率直な印象ではあります。

 関係者の方々は本当に残念なお気持ちだとお察しいたしますが、今回の件をインターネッツで知り、色々考えるきっかけになった方がいらっしゃるのであれば、それはそれで全く無意味な事ではなかったのではないかと思いますので、お気を落とされず、次の活動に向けての糧とされるのがよろしいのではないでしょうかという余計なお世話を炸裂させて終わりたいと思います。

 今回味わったマイナスの分、この後にプラスの出来事が待っておりますよう、お祈り申し上げます。というか不思議なもので、大体そうなってますからね。

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