近所の博多ラーメン屋

 私が博多ラーメン好きな事は世界的に有名ですが、みなさんも一度は食べた事があるのではないでしょうか。

 近所と言っても徒歩6~7分なんですけど、中国人が経営していると思わしき博多ラーメン屋があります。思わしきというのは、働いているのが中国人であるだけで経営者は違うかもしれないからであります。

 驚くべき事に隣もラーメン屋でして、しかも隣のラーメン屋は週休二日で、土日祝は11:00~15:00しか開いていないという、これで大丈夫なのですかと尋ねたくなる感じの店なのですが、これがちょっとした有名店らしく、ご飯時はいつも行列が出来ている人気っぷりなのですね。この店についてはまた別の機会にご紹介したいと思います。

 どちらが先に出来たのか知りませんが、そんな人気ラーメン屋の隣にある博多ラーメン屋、いつも閑古鳥が鳴いており、ご飯時でも多くて5人くらい入っていればいい方なので、いつ潰れるんですかねといつも通りがかるたびに気にしているのですが、これが潰れないんですね。

 味はと言いますと、人が入っていないだけあって、はっきり言って大して美味しくないんですが、不味くもないという微妙な位置づけ。かのタンタンメンと違って私を激怒させるに至っておりませんので、美味しくいただけるのです。基本の味は白、赤、黒から選べるのですが、一番スタンダードな白が550円(それ以外は600円)とリーズナブル(増税前は500円だった)で、注文してから出てくるまでのスピードが異様に早く、替え玉(これも即出てくる)が一玉無料というサービスにより、時間が無いけどラーメンを食べたい時や、懐具合が寂しいけどラーメンを食べたいときに重宝しております。

白。550円。スタンダードなメニュー。

白。550円。スタンダードなメニュー。

 基本的に味付けが濃く、一歩間違えば塩辛いという味のスープ。美味しいラーメンを食べた時というのは、麺を食べ終わってからなんとなく名残惜しく、もう少しだけスープを味わおう……とスープを一口飲み、水でスッキリさせて店を出ようとするとまた、もう一口だけ……水……あと一口……水……と無限ループを繰り返し、気づけばスープが残り少なくなってはじめて事の重大性に気付くものなのですが、この店のスープに関しては、麺を食べ終わったら、あっもういいッスという程度のものであります。

黒。600円。一見美味しそうに見えるでしょ? これが大して美味しくないんだな。

黒。600円。一見美味しそうに見えるでしょ? これが大して美味しくないんだな。

 麺も柔らかいから粉落としまで6段階くらい存在するのですが、生粋の博多っ子であると噂される私は粉落とし以外頼んだ事がありません。普通の博多ラーメンの粉落としは実に美味しいのですが、この店はすごいです。どういうわけか、麺と麺が張り付いたような状態でスープに浸かって出てきます。ちゃんと麺をほぐさずにお湯に突っ込んで即あげてるだけだろと厨房に向かってレクチャーをしたくなる出来栄えなのですが、生粋の博多っ子であると噂される私はそれでも粉落とし以外は頼まない事を誇らしく思っております。替え玉も粉落としで頼むと2秒で出てきます。

 そんな感じでありまして、もし興味のある方は仰っていただければいつでもお連れいたしますのでご一報ください。行く必要はありませんが。

 ちなみに私は新潟出身のハマっ子であり、九州には足を踏み入れた事は一度もない事を申し添えておきます。

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