青森県警の件はソースをきちんと確認したうえのクレームだったのかどうか


 青森県警がクレームを受け、2001年からウェブサイトで公開していた拳銃のペーパークラフトの公開を中止したとの事ですが、勘違いしていた人がいたのではないかという気がしています。

青森県警:紙の拳銃「作り方」HP削除 ネットで話題に
http://mainichi.jp/select/news/20140515k0000m040069000c.html

 削除前に私も見ましたが、要は紙で作るおもちゃの警官グッズの一つだったわけです。今から13年も前になる2001年から公開されていたのに、なぜ突然クレームが寄せられて、削除に至ったのか。

 先日発生した、3Dプリンタで拳銃を作って逮捕されたというニュースを受けて、「青森県警が拳銃の作り方を公開していた!」ですとか、「インクジェットプリンタでも拳銃が作れる!」的なネタとしてネットで拡散されたところ、クレームが入ったようです。

 どんなクレームが来たのかは分かりませんが、記事では「数件」と書いてありまして、暇な人がいるものですねという感想と共に、片手で数えられる程度のクレームが来ただけで簡単に削除してしまうのもどうなんですかねと思ってしまう次第です。

 ネット人口を考えれば、数件のクレームが来ること自体は不思議でもなんでもないと思うのですが、それよりも気になるのは、勘違いに基づいた出来事だった可能性はないかという事ですね。

 小保方氏のケースでもあったのですが、例の会見後に「再現実験に成功」というニュースを、いいね!ばかりかシェアまでして、ご丁寧に「小保方さん頑張れ!」とかいうコメントまで書いちゃっている人を見かけて、うわぁ……とかなったのは記憶に新しいところです。と言いますのも、該当の記事は一連の疑義が浮上する前、メディアが割烹着フィーバーに湧いた直後のものだったわけです。ソースをロクに確認せず、会見後に進展があったものと脊髄反射してしまった人を見て、いたたまれない気持ちになりました。

 それと同じように「拳銃の作り方」も、青森県警が事件を受けて作ったブラックジョークだと思い込んだ人がいた気がしてならないのですよね。青森県警は面白いと思っているかもしれないが不謹慎だ、笑えない、冗談になっていない、という。

 そういう勘違いや思い込みをする人に限って、自分が間違っていた事が分かっても訂正などをしないから困りものです。自分が広めた情報が間違っていたのであれば、訂正しようとする姿勢を見せる事は必要ではないかと思うのですが、逆にかたくなになって自らを正当化しようとする人がいるので性質が悪いです。その人を否定しているような気持ちになってしまうのか、間違いを指摘する人もあまりいないのですよね。

 また、冗談であってほしいのですが、ほとんどがネタで占められるTwitterの反応の中には「3Dプリンタで悪用されたら相当まずいのではないか」と本気で心配している風に見受けられるトゥイートを投下されていた方もいらっしゃいまして、背筋を冷たい何かが伝います。今後は印刷物に「3Dプリンタでは作れません」と但し書きをする必要があるのかと思うと、時代の変わり目を感じずにはいられません。テレビが普及しだした頃は「中に人はいません」的な事があったとかなかったとか。

 拳銃の件が時系列の勘違いに基づくものかどうかは定かではありませんが、情報をタイトルだけで鵜呑みにしてしまうのは危険であると。他人から付け込まれる隙にもなりますから、簡単に騙され、詐欺にあったり利用されたりと良い事がないと思いますので、気を付けていきたい次第であります。

 しかし、たった数件のクレームで13年続いたコンテンツが即削除されるのに、バイキングが終わらないのは理不尽で仕方がないと思うのですけどね。

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