「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文だそうです


 あまりにすごかったので、ご紹介したいと思います。

「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開1
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinodahiroyuki/20140315-00033576/

「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開2
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinodahiroyuki/20140315-00033579/

 結局、人としての価値を捨てた人間相手に法律で対応するのは無理なんですよね。どんな厳しい法律を作っても、死んでもいいと決心した人間には無力ですから。

自分と致しましては、この裁判で検察に「成功者の足を引っ張ろうという動機は利欲目的と同等かそれ以上に悪質」という論理を用いて、自分を断罪して頂きたいのです。そして裁判所には判決でそれを全面的に支持して頂きたいのです。「不幸の道連れという動機は利欲目的と同等かそれ以上に悪質」という判例を作って頂いて、それを法曹界で合意形成して頂きたいのです。

 でまあ、この人の言っている事は矛盾しているわけで、いくら法律が厳しくなっても、あなたはきっと事件起こしましたよねという話でしかありません。こういう考え方に至る人物は常道では対処のしようがなく、放っておいてもやる時はやるんですね。

 彼が言うように、同じように鬱屈した思いを抱いている人は世の中に多くいると思われます。ですが、犯罪と呼ばれる行為を実行するに至る最後の一線は、そう簡単に超えられるものではないでしょう。頭に思い浮かべる事はあるにせよ、大抵は「リア充爆発しろ」とか言ってみたり、某掲示板に匿名であれやこれや書いて溜飲を下げる程度で終わるわけです。本当に行動を起こす前に、良心や恐怖によってブレーキがかかるわけですが、稀にブレーキが壊れた人間が世の中に現れてしまうのは避けようのない事ではないかと思います。

 この意見陳述は、はっきり言ってしまえば自己弁護であって矛盾もしています。この方のやった事を擁護する気はさらさらありませんが、何かしらの文才は感じましたので、警察でも言われたように物書きにでもなればよかったんじゃないですかねと。自分を「汚い顔のキモブサメン」と卑下しておりますが、世に顔を出さない作家というのもいますし、自分に合った生き方は模索できたのではないかと。どうせ死ぬつもりなら、犯罪を犯す前に小説の一つでも書いてみればよかったのにと思ってなりません。

 この人はニヒリズムよろしく斜に構えて強がっておりますが、その行間から、寂しくて仕方がない、僕はここにいるんだという悲痛な叫びが聞こえてくるのは私だけでありましょうか。

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