オーディション後記 3/4


 私はこれまでにたくさんのゲームを経験してしまいましたが、記憶を消してもう一度プレイしたいゲームは山ほどあります。今から新しい気持ちで過去のゲームに触れられる人については羨ましくて仕方がありません。「MOTHER2」がまた一からやり直せたらどれだけ幸せな事か。初々しい感性を音楽に取り入れる事が出来るチャンスだとも考えています。

 今回の合格者の中に、渡された楽譜に書いてある音符を無機的に音に変換するだけという奏者はいないものと私は信じていますし、万が一そういう方がいたとしても、今後このオーケストラで継続した活動を続けるのは難しいでしょう。

 以上のような事から、今回のオーディション結果について不安に思われる方が、もしいるのであれば、どうか安心していただきたいと思います。

 さて、続いて対極となるヘビーゲーマーの話ですが、これがまたすごいのです。
 今回の合格者の中には、どうしても自分で演奏したいゲーム音楽があり、最初は趣味で演奏して楽しんでいたが、どうにも満足ができない。自分の求める理想の表現を突き詰めるには、頭にイメージとしてある音を出すには、一体どうしたらいいのか。これはもう専門的に勉強するしかない。という理由で音楽大学に行ったという方がいたのです。
 私はこれを聞いたとき唖然としてしまいました。つまり、ゲーム音楽を演奏するために音大に進学したのです。これはもう、ゲーム音楽が人生を変えたといっても過言ではないでしょう。
 これが一人であればレアケースという事で済むのですが、なんと一人ではなかったのです。似たような理由の方が何人かいたうえ、音大進学ではないもののゲーム音楽が人生のターニングポイントになったという方も多くいました。これはもう驚くしかありません。

TO BE CONTINUED…

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