指揮棒の話

 私は木製の指揮棒を使っているんですが、木製は脆いんですよね。去年リハ中にポッキリいってしまって、それ以降瞬間接着剤(木工用)でくっつけてずっと使い続けていました。実は5月の本番もそれで……。

 先週、ある方から指揮棒を頂いたのです。その時に既に予感めいたものはあったのですが、改めて持ってみて、ちょっと振ってみると、長さ、重さ、重心のバランスなど、自分が求めていた棒に今までで一番近くて、かなりいい感じではありませんか。

 これは否応にもテンションが上がります。指揮者にとっての指揮棒は、奏者でいうところの弓だったりマウスピースだったり、マレットだったりするわけですから、自分が思い描いていたものに出会えたら嬉しいです。

 今までの棒と比べると明らかに重いです。33cm程度の棒で、以前のものと長さは同じなのですが、恐らく2倍くらいの重量があるんじゃないでしょうか。支点がコルクから約8cmのところで、振るときに上手く加速度がついてくれる感じです。もう少し手前でもいいかなという感じもしますが、棒そのものの重量で振れるというか、きちんとコントロールできれば素直な軌道を描けるんじゃないかなぁという感じです。

 現時点では今までの棒に慣れすぎているので、3週間後の本番までに使いこなせるか微妙なライン。指揮棒を変えるだけで、手の使い方がかなり変わるのですよ。もし厳しいようだったら、瞬間接着剤の棒で頑張ります。

 指揮棒については持ち方ですとか、コルクの形状ですとか、色々あります。指揮棒の話なんて、指揮をする人以外は全く未知の世界でしょうから、また機会があったら色々書いてみたいですね。

 誤解の無いように言っておくことがあるとすれば、指揮者は例えどんな棒でも振ると思います。本番で箸を渡されても振ってみせるでしょう。うーん、本当に渡されたら拒否するかもしれない。

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