聞けば聞くほど……


 先週あたりからでしょうか、テレビをつけていたら、聞き覚えのある曲が流れてきました。

「あ、ドヴォ8(*1)!」

 なんだろうと思ったら、リポビタンDのCMでした。ドヴォ8というチョイスがすごいなぁと思いつつ
ちょっと嬉しい気分になりました。ドヴォ8好きです。でも得体の知れない違和感が……。

 2回目にCMを見たとき、本来ならヴィオラとチェロが弾く旋律がヴァイオリンに差し替えられている事に気づきました。
 な、なんだこりゃ……。
 曲を知らない人にとっては、ヴィオラ、チェロよりも印象に残りやすいであろうヴァイオリンの音にすることで聞き栄えを優先したのかな。重音が美しいんだけどなぁ。と思って納得することにしました。

 3回目にCMを見たとき、チェロがヴァイオリンに差し換わっている箇所にシンバルの音が加わっていることに気づきました。ここまでくると、もはや意味が分からない。そこでシンバルを入れる意図は? 違う曲になってしまっていますが……。

 CM動画見つけました。

http://www.taisho.co.jp/lipovitan/lipod/update/cm/cm.html

 最初はCM用のMIDI音源かなぁと思ったのですが、どうも生演奏っぽいですね。しかも上手い。
 ということは、多分プロが演奏しているのだと思われます。

 問題の箇所は練習番号B。

 チェロの旋律をヴァイオリンにしたおかげで、その後に出てくる、本来ヴァイオリンの旋律に引き継がれるところで突然オクターブ下げなければならなくなって、明らかに不自然になっています。

 ヴァイオリンが弾けない代わりにオーボエがヴァイオリンの音を受け持ってるし。フルートは存在自体なくなってるし。チェロがやっているおかしな刻みなんて無いし。行進曲じゃないんですよ。コントラバスの、cresc.しながら C→H→G→G↑ という進行も全然聞こえないし。ティンパニは余分な音叩いているし。っていうかこの曲には元々シンバルなんてないし。

 いざ細かく聞いてみたらうわーーーー!!!!! ってなってきました。なんか指揮コンクールの予選みたいですね。受けたことないけど。

 このCMを作った人に意図を聞いてみたいです。

 どんな判断だ。

 
(*1)ドヴォルザークの「交響曲第8番」

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